こんにちは!(@chiropiyo0331)です。
今回は、静岡県熱海市にある、大正時代に建てられた別荘を改装した歴史的建造物 起雲閣(きうんかく)を紹介したいと思います。
本記事では、起雲閣の見どころや所要時間、お得なチケット情報と併せて、熱海城から見る花火情報、熱海城にアクセスしやすい周辺のホテルなどを紹介します。
「起雲閣ってどんなところか気になる」
「起雲閣を観光するのにかかる時間が知りたい」
という人にとっては、最適な記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
起雲閣の概要
起雲閣(きうんかく)は、1918年(大正7年)に内田信也の別荘として建てられた建築物で、その後、1925年には鉄道王の異名を持つ根津嘉一郎の手に渡り、「根津熱海別邸」として利用されました。
第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)には、桜井兵五郎が旅館「起雲閣」として営業していました。
この時は、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治といった文人たちに親しまれ、多くの作品がこの旅館で執筆されていました。
2000年には熱海市が取得し、熱海市の文化・観光の拠点として整備を行い、現在は指定有形文化財として登録されています。
名称 | 起雲閣(熱海市指定有形文化財) |
住所 | 〒413-0022 静岡県熱海市昭和町4-2 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 (入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日(祝日は閉館) 12月26日~12月30日 |
アクセス | <車の場合> 東名高速厚木ICから小田原厚木道路経由60km1時間10分 <徒歩の場合> 熱海駅より約20分 <路線バスの場合> 1番のりば 伊豆箱根バス (相の原団地、梅園、清水町循環 行き) 2番のりば 伊豆箱根バス (笹良ヶ台団地・西山・箱根方面 行き) 「起雲閣前」下車 すぐ 3番のりば 伊豆東海バス (ひばりヶ丘・上の山・紅葉ヶ丘方面 ) 6番のりば 伊豆東海バス (咲見町経由網代方面行き) 「天神町」 バス停下車徒歩2分 <湯~遊~バスの場合> 観光周遊バス フリーパス1日700円で乗り降り自由、1回乗車は250円 「起雲閣西口」バス停下車 徒歩2分 |
駐車場 | 普通乗用車37台 駐車料金無料 |
地図 |
起雲閣がロケ地になった映画・ドラマ一覧
起雲閣は大正時代の豪商である根津嘉一郎が別荘として建てられたことから、映画やドラマのロケ地としてもよく利用されています。
NHK連続テレビ小説「花子とアン」の九州の石炭王・嘉納伝助邸として起雲閣が使われたことで多くの人に知られていますが、それ以外にも、「HERO」などの作品の撮影で使われていました。
起雲閣観光に必要な所要時間
起雲閣の敷地面積は、3,000坪(約9,900平方メートル)で、熱海市にある熱海梅園の敷地面積の約2倍に相当するので、かなり広いです。
これだけ広いと気になるのが、起雲閣観光に必要な所要時間ですよね。
初めて起雲閣に訪れて、観光にかかった実際の時間は以下の通りです。
主な観光場所 | ポイント | 所要時間 |
麒麟・大鳳 | ・起雲閣の歴史 ・群青色の壁のある和室 | 10分 |
王姫・玉渓 | ・ステンドグラスの天井とタイルの床 | 10分 |
ローマ風浴室 | ・当時の建築材料を用いて再現された浴室 | 5分 |
孔雀の間 | ・内田信也の別荘の一部 | 5分 |
庭園 | ・四季折々の自然豊かな自然風景 | 10分 |
起雲閣の主要な観光場所は麒麟・大鳳、王姫・玉渓、ローマ風浴室、孔雀の間、庭園の5か所で、全て見学した場合にかかる所要時間は約40分です。
順路は時計周りに進んでいきますが、全て見学し終わると出入口に喫茶店「やすらぎ」があるので、ゆっくりとティータイムして過ごすのであれば、その分時間を要します。
旅館として使用された際のBarをそのまま利用している上品な喫茶店なので、時間ある人はぜひ行ってください!
特別なひとときを過ごすことができます♪
起雲閣のおすすめ観光ルート
効率的に起雲閣を観光するには、シンプルに順路通りに見ることです。
途中、混雑している箇所があったら、スキップして後戻りするとより効率的に観光できます!
観光する際は土足厳禁なので、入場したら、靴と荷物をロッカーに預けて、正面にある麒麟・大鳳を見学し、時計回り見学していきましょう。
最後に天気が良ければ、靴に履き替えて、庭園を散策してみましょう。
・麒麟・大鳳(きりん・たいほう)
↓
・玉姫、玉渓(たまひめ・ぎょくけ)
↓
・ローマ風浴室
↓
・孔雀の間
↓
・庭園
このルートで周れば、無駄のない所要時間で観光することができるので、参考にして下さい。
次に、それぞれの見どころになる部分をいくつかご紹介します。
起雲閣の見どころ①:麒麟・大鳳(きりん・たいほう)
入場した一番最初に見学するスポットで、麒麟・大鳳(きりん・たいほう)は、起雲閣の一部である和館で、座敷は、床の間や付書院まわり、欄間など、豪華な装飾は見応えがあります。
大鳳は、10畳の居間と8畳の次の間からなる二間続きの座敷です。
かの太宰治も昭和23年3月18日から2泊、この大鳳に滞在していました。
高くとられた天井や座敷の三方を取り囲む畳廊下、窓から見る庭園の風景は贅沢な空間となっています。
最初に係の人が、起雲閣の歴史について5分程度で語ってくれます。
年表を見て聞いてから見学すると、その後の起雲閣に対する理解が深まってより楽しいです。
起雲閣の見どころ②:玉姫、玉渓(たまひめ・ぎょくけ)
玉姫、玉渓(たまひめ・ぎょくけ)は2つの洋館の部屋の名前で、玉姫の部屋は、アールデコ調のサンルームと洋室が一体となった部屋で、玉渓の部屋は、ヨーロッパの山荘風の造りになっています。
ロケ地としても利用される華やかな上品なテーブルです。
起雲閣の見どころ③:ローマ風浴室
1928年(昭和3年)に根津嘉一郎によって建てられ、その後の改築により、洋館「金剛」に併設されたローマ風浴室。
洗面台にはステンドグラスがあり、当時の貴族の贅を尽くした暮らしぶりを垣間見ることができます。
白大理石の浴槽を中央に、周囲にステンドグラスの窓が配置されています。ステンドグラスの窓には、雲や山などの自然の風景が描かれています。
旅館として利用されていた当時、染殿の湯と呼ばれる起雲閣の旧大浴場でした。
その様子も垣間見ることができます。
起雲閣の見どころ④:孔雀の間
孔雀の間には、床の間や付け書院があり、当時としては一般的な座敷となっています。
部分的に竹や漆塗りの木材を使用するなど、落ち着いた雰囲気のなかに上品な演出が施されています。
起雲閣の見どころ⑤:庭園
一通り見学を終えたら靴に履き替えて、庭園を散策してみましょう。
起雲閣の庭園は、江戸時代に発達した日本庭園の一様式で、池とその周囲を巡る園路がある池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)です。
庭園の各所から、起雲閣の外観を楽しむのがおすすめです。
起雲閣のお得なチケット!料金とお得情報
起雲閣の入場料金は、大人610円、高校生・中学生360円ですが、できるなら少しでも安く利用したいですよね。
熱海発券クーポンを購入すれば、通常大人1名610円のところ460円で入館できます。
熱海発券クーポンには以下の利用券が3つにセットになっていて、合計3500円が2900円!
「湯~遊~バス」(東海バスフリーきっぷ)一日券
「熱海城」(または「トリックアート迷宮館」)入館券
「MOA美術館」入館券
起雲閣周辺のホテル
起雲閣はサンビーチにも近いため、多くのホテルが存在しますが、せっかく熱海に来たのら、錦ヶ浦の絶壁に佇む「ホテルニューアカオ」がおすすめです。
起雲閣からホテルニューアカオは少し距離がありますが、アタミロープウェイを使って山頂まで行けば、後は下り坂を歩くだけです。
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起雲閣周辺のおすすめ観光スポット
起雲閣の観光は約40分なので、前後に組み込められる、かつ起雲閣から近いおすすめ観光スポットを紹介します。
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