北海道でスノボ・スキーと言ったら、ほとんどの人が「ニセコ!!」と口を揃えて言うのではないでしょうか。
ニセコは絶大な人気を誇り、日本で最も国際的なリゾート地です。
コロナが流行る前までは、オーストラリア人、中国人、韓国人など海外のインバウンド客も大勢見られました。
コロナ禍になってから、以前ほどの活気はないですが、それでも毎年大量の雪を降らせるニセコには、パウダースノーに魅了された日本人スキー・スノボー客が多く訪れています。
この記事では、「ニセコでスキー・スノボを検討している人」、「ニセコのどこのホテルに宿泊しようか迷っている人」に対して、役立つ情報として、筆者が実際に宿泊した「綾ニセコ」を包み隠さず紹介していきたいと思います。
\羊蹄山を一望!ゲレンデが目の前に広がる最高ロケーション!/
このホテルを選んだ理由
ホテルに宿泊するときの選ぶ基準ってみなさんは明確にありますか?明確にないと、途方に暮れて探して1日終わることもザラですよね。
筆者も、時間をかけてニセコ周辺のホテルを調べましたが、今回、綾ニセコに宿泊した3つの理由があります。
ニセコでホテル探しに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
理由①:部屋が広い
1つ目の理由は、部屋の広さ。
ホテルステイで快適に過ごすためには、1人あたり20㎡〜30㎡の広さが必要と言われていますが、ウィンターシーズンに宿泊する場合、宿泊用の荷物だけではなく、スノーボード・スキー用品の荷物も部屋に持ち込むことになるため、通常よりも部屋が狭く感じるんですよね。
ですので、ウィンターシーズンにスノボで宿泊するときは、部屋の広さをかなり重要視しています。
「綾ニセコ」では、アトリエ約20㎡を除くと、スタジオ約47㎡からペントハウス約373㎡まで、大きな部屋タイプ中心に提供しています。
提供している部屋タイプ別の広さは、以下の通り。
部屋タイプ | 広さ |
アトリエ | 20㎡ |
スタジオ | 47㎡ |
1.5ベットルーム | 69㎡ |
2ベットルーム | 85〜87㎡ |
3ベットルーム | 154㎡ |
レジデンス | 255〜308㎡ |
ペントハウス | 277〜373㎡ |
ペントハウスは、なんと最低でも277㎡!部屋はもちろん、最上階にあり、露天風呂付きラグジュアリースイートルーム!
部屋からは、日本百名山の1つとなっている羊蹄山を真正面に臨むことができますよ〜。贅沢すぎます。
理由②:ゲレンデに近い
2つ目の理由は、ゲレンデに近いかどうか。部屋の広さと同等レベルで重要視しています。
理由③:温泉があるか
綾ニセコへのアクセス
「綾ニセコ」は、新千歳空港から車・バスで約2〜2.5時間、札幌市内からは約2時間、小樽からは約1〜1.5時間の場所に位置しており、世界が注目するニセコ東急 グラン・ヒラフのほど近くにあります。
道民以外からのアクセスで最もおすすめするのは、飛行機で新千歳空港に行き、新千歳空港からバスやレンタカーを利用する方法です。
慣れていない豪雪地帯では運転は、リスクが伴います。レンタカーを借りるのではなく、新千歳空港からのバスを利用するのが無難です。
バスは、北海道アクセスネットワークが提供しているリゾートライナーをおすすめします!往復で9,000円になります。
綾ニセコの概要
「綾ニセコ」は、東急リゾーツ&ステイ株式会社によって管理・運営されている全客室79部屋のコンドミニアム型ホテルです。
全室バストイレ・全室シャワー・全室冷暖房、それだけでなく、キッチン、大型冷蔵庫、洗濯機、乾燥機など大人数で長期滞在できるほどの充実した部屋の設備が整っているホテルです。
館内には、フィットネス・ラウンジ・製氷機、大浴場、温泉、スパ、ゴルフシミュレーションなどがあり、ホテル内だけでも十分快適に過ごせる施設がたくさんあります!
正面玄関・チェックイン
正面玄関で高級感のある綾ニセコのロゴがお出迎え。
玄関前は送迎バスも停車するので、しっかりと除雪されていて歩きやすかったです。
正面元を入り直進すると、暖炉スペース!最初オブジェかなとも思ったのですが、本物でした(笑)
ガラス張りになっていて、触ると熱いので、小さなお子様にはしっかり目を配りましょうね。
周辺には、グループ単位にお荷物が纏められていました。チェックイン時間帯は常時ガードマンスタッフもいるので安心ですが、貴重品は肌身離さずに持ちましょう。
正面奥に受付があります。受付はそれほど広くはなく、2グループまで同時にチェックインできます。
黒とベージュを基調とした小粋なエレガントな内装でラグジャリー感ありますね〜。
新年だったので、真ん中に鏡餅!日本らしい。
チェックイン時には、宿泊者カードを記入させられます。宿泊規約を読んで、名前、住所、電話番号を記入して、サイン。
ルームキーはカードタイプですが、紛失時は1枚1,000円請求されるので、管理には気をつけよう!
雪の中に落としたら、もう見つかりません。
続いて、荷物預かり証にサイン。事前に綾ニセコに送付したスノボ用品、直前にメルカリ買ったリフト割引券を受け取ってサイン。
ちゃんとしていますね!
スタッフから館内のご案内を受けて、これで無事にチェックイン!
予め、ホテルスタッフに電話して聞いたけど、チェックイン日と名前を宛名に明記すれば、ホテルで事前に預かってもらえますよ!これは便利だね!宅急便でなくても、ネコポス(メール便)でも問題なかったよ!
エレベーターホール
6階のエレベーターを出ると、黒を基調としたシックなホール。高級感のある演出!
エレベーターホールから客室の廊下に入るためには、カードキーによる認証が必要で、他のフロアへは入室ないような仕組みになってます。
セキュリティ万全である、反面グループ利用だと別々の行動を取ることが難しいので、考えようですね。
各客室の廊下です。内廊下設計で、空調管理もしっかりされていて、部屋に入る前から居心地良くてテンション上がります!
本日は、608号室へ!カードキーをドアノブの上にかざします!それでは、早速おじゃましま~す。
客室レイアウト
部屋タイプは、2ベッドルームフォレストビュー4名用で、正面奥に4人テーブル、L型ソファー、キッチン、大型冷蔵庫、壁掛けタイプのテレビがあります。
左側は2つのベットルームがあり、トイレも2つあります!バスルームは1つですが、もう一方にはシャワルームがあります。
プライベートが保たれるので、家族や友人同士だけでなく、カップルデートにも利用できますね。
リビング
正面に進むと、広々としたリビングルーム!家のリビングに欲しいくらい。25㎡以上あるんではなかろうか。
手前に大きな木製の4人用テーブル。
奥に3人は余裕でくつろげるL型のソファ、ソファーテーブル。右
奥には壁掛けタイプの大型テレビ。圧迫感も感じず、配置完璧。大きさ、約50型です。
Bluetoothスピーカーまでありました。
注目すべきは、右側のキッチン。めちゃくちゃキッチン用品が揃ってます!
キッチンコーナー
キッチン家電が勢揃い!
左から炊飯器、トースター、ティファールの電気ケトル、ドリップポッド。炊飯器あるのがすごい!
こういうところで、北海道産ななつぼし食べるとさらに美味しくお米をいただけそう。
キッチンコーナーの一番右側には、IHコンロ。使い切れない。
いや、まだまだ他にも。
キッチンにビルドインされた電子レンジ。1000Wまで設定ができました。
一番ビックリしたのは、この冷蔵庫。2ドアとかではなく、ふつうにファミリータイプの冷蔵庫!1ヶ月くらいここで生活したい!
ビルドイン食洗機もあります。めっちゃく大きい!
食器類も当然ながら充実しています。
ニセコグルメを楽しむのありですが、これだけキッチン環境が充実しているとすーぱーやコンビニで買い物して、客室パーティーしても楽しそうですね。
ベッドルーム
入口手前にあるベッドルームがこちら!ベッドは硬くも柔らかすぎることもちょうどよい硬さです。
たまにあるんですよね、硬すぎるベッド。
奥の収納棚は、両手開くタイプで、右側はロックがかかっており開けられません。ちょっと気になりますが、強引に開けようとすると警報機が作動するようなので、注意。
左側は、金庫と収納スペース。ハンガーがたくさん!
金庫はそれほど大きくなく、大きなPCは入りません。
ホテルで用意されているハンガーって、数多くないけど、このホテルは使い切れないほどたくさんハンガー!スノボやスキーウェアをかけることに対して、十分に配慮されてるね。
左奥のベッドルーム。こちらは横長で広々としたお部屋。奥には、しんしんと積もった雪景色を見ながら過ごせるチェアも2つ用意されています。
インルームバー
キッチンカウンターに、カプセルタイプのコーヒー、紅茶、煎茶があります。カプセルをセットすれば、簡単なボタン操作で本格的なコーヒー楽しめました!
ミネラルウォーターは4本(人数分)あり、ソファーテーブルに置かれています。こちらは当然無料で、宿泊日数分用意されます。
客室お菓子は、Nao-buns(ナオバンズ)の焼き菓子。地元の食材を使ったパウンドケーキで、ニセコの道の駅や倶知安のTSUTAYAで、販売されているようで季節ごとに様々な味が販売されているみたいですね。
シャワー・バスルーム・洗面台
正面右手前のバスコーナー。シャワーしかありませんが、ヘッド大きく、シャワーだけでも身体を芯から温まりそう。
バスアメニティは、天然由来成分をふんだんに配分しているマーガレットジョセフィンのシャンプー、リンス、ボディソープ。
奥のバスルームには、バスタブがあります。ベットルームから丸見えですが、ちゃんとブラインドタイプのシャッターがあります。1F、2Fにあります。
2つのバスルームには洗面台がありますが、その下には、充実したアメニティ用品。
ハミガキセット、カミソリ、ブラシ揃っています。
タオルも人数分用意されていますが、1Fの温泉に入る場合は、バスタオルとフェイスタオルがあるので、客室から持ち出す必要なく、手ぶらで大丈夫です。
バスローブもちゃんとありますよ〜!引き出しの中にあるので、確認しましょう。
綾ニセコのレストラン
「綾ニセコ」には、和洋食メニューを提供しているGingerというレストランが1つあるのですが、あいにく滞在したときは、臨時休業中でした。
2021-2022年冬季は休業しているとのことです。残念。
提供タイプ | 営業時間 |
朝食 | 7:00 – 10:00 (ラストオーダー:9:30) |
ランチ | 11:00 – 15:00 |
Aprés Ski(アプレスキー) | 15:00 – 17:00 |
ディナー | 18:00 – 22:00 (ラストオーダー:21:45) |
「綾ニセコ」では、休業中の朝食の対応として、「炉ばたにせこ浪花亭」の和食朝食弁当を販売しているようです。当日のオーダーはさすがにできませんが、前々日まで予約を受け付けています。(期間 2021年12月1日~2022年3月31日まで)
Check和食朝食弁当(3,200円)を予約する
綾ニセコの温泉
1Fには、温泉&サウナ&露天風呂があります。
温泉に入るためには、カード認証が必要ですので、お忘れなく。
脱衣室はそれほど大きくはないですが、棚には、バスタオル、フェイスタオルがあり、使い放題。
ウォーターサーバもあり、サウナーである筆者にはポイント高いです。貴重品ロッカーも別に用意されています。
「綾ニセコ」の温泉には、内湯、露天風呂、露天水風呂、サウナの4つがあります。洗い場は3つの洗い場とシャワールーム2つ。
温泉も黒基調なシックなデザインで落ち着きます。
サウナの温度は、90℃ちょっと。少し温度が低めなので、10分弱入ってられるかもしれません。
露天水風呂の温度は、天候に左右されます。ぬるま湯が出ていて、外気により水風呂になっています。10℃とかめちゃくちゃ冷たいわけではないので、ご安心を。
感覚的には、22℃はあると思います。
綾ニセコのスパ
温泉の隣には、AYA SPAというスパがあります。冬季限定でオープンします。15時から営業開始で、23時終了、ラストオーダーは22時です。
スパメニューには、タイマッサージ、オイルマッサージ、フェイシャルトリートメント&ボディ、フットマッサージ、イーポレーションなど非常にたくさん。
リラクゼーションマッサージであれば、 30 分4,200円で、ホテルスパの割には、安いです!
予約の際は、施術受けるメニューを決めてから予約を取りましょう。時間だけの確保はできないので、注意してね!
スパ内は、個室なので思う存分リラックスしながらマッサージ受けられますよ〜。
綾ニセコのジム
既にここまで見ていただいた方には、至れり尽くせりかと思いますが、「綾ニセコ」には、ジムも併設されています。
トレッドミル、エアロバイク、各種ダンベル、筋トレマシン、バランスボール。最低限の器具は配置されていて、トレーニングするには、必要十分ですね。
キックボクシングもできる!懸垂台が高いので、足元には十分気をつけてね!
トレーニングにはかかせない水分補給。ここにはちゃんとありますよ、ウォーターサーバ。
プロテインシェイカー持ってきて、トレーニング後は30分以内にたんぱく質補給しましょう。
汗ふきタオルまで置いてありますよ!
綾ニセコのシミュレーションゴルフ
2Fには、個室シミュレーションゴルフができます!
宿泊者であれば、1人1時間1,000円という破格の値段。ソファーもあります!
好きに練習するモードとラウンドモードの2つがあるようで、ラウンドは100以上の世界中の有名コースから選択ができるようです。
原則セルフなので、クラブ番手を替えて打つ時は、隣のパソコンから操作しないといけないのが手間でした。
アイスランド出身の外国人スタッフさんが、丁寧に教えて下さいました。英語必須。Thank you very much!
綾ニセコのコンビニ・売店
「綾ニセコ「には、コンビニや売店がありません。
綾ニセコを出てから、一番近いところで、坂を少し登った徒歩3分先にセイコーマートがあります!北海道でしか売ってない商品もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
綾ニセコの送迎バス
「綾ニセコ」では、無料送迎バスを提供しています。送迎バスは定期巡回しており、ホテル正面玄関に停車します。
7時から17時まで20分間隔で運行しており、綾ニセコ→ウェルカムセンター→マウンテンセンターを循環しています。
新千歳空港からバスを利用するとマウンテンセンターに到着するので、時間を合わせて、乗車すればホテルまで楽ちん移動できますよ!
綾ニセコの宿泊料金
気になるのが、これだけ充実した施設に宿泊にかかる料金ですよね。
今回は、「2ベッドルームA 87㎡ フォレストビュー」に宿泊しました。1月の3連休の宿泊したので、ハイシーズン真っ只中ですが、
楽天トラベルで予約しましたが、2泊3日で4名一室175,352円でした。1名あたり、1泊21,919円です。
高いと感じるかもしれませんが、近年高騰中のニセコエリア、ハイシーズン、ハイグレード、広々としたコンドミニアムホテルと考えたらコスパ抜群ですよね!
ちなみに最上グレードのペントハウスは1泊72万もするそうですよ。
綾ニセコを安く宿泊する方法
今回筆者は宿泊する4ヶ月前の9月に予約したのですが、綾ニセコを安く宿泊するには、早割を利用するしかありません。
ホテルの予約管理しているスタッフさんから聞き出しましたが、例年4月に、10%〜20%の早割を開始しているとのこと。
2020年の実績だと、早期予約期間が2020年4月11日〜5月31日で、宿泊時期によりますが、最大20%オフ。
2021年は9月に早割を開始し、こちらも最大20%オフ。
(2022年6月19日更新)
*ピークシーズン(12月30日~1月1日)の滞在には10%の割引が適用
*ピークシーズン以外の冬期の宿泊には20%の割引が適用
マウンテンセンターから綾ニセコへの行き方
新千歳空港からバスを利用して、ニセコエリアに着くと必ずこのウェルカムセンター(駐車場)で降りることになります。
バスを降りたら、駐車場の出口を出て、緩やかな坂を左に曲がり、下っていきます。
緩やかな下り坂を突き当たり進み、T字路を右に曲がります。
1分〜2分ほど直進する「綾ニセコ」が見えます。正面玄関は、「綾ニセコ」の看板の奥ですので、道に気をつけましょう。
綾ニセコからグラン・ヒラフスキー場への行き方
玄関を出たら、正面右手にリフト券売り場と、左手には2017年12月に新しく生まれ変わった新エースファミリークワッドの4人乗りリフトが見えます。
綾ニセコからわずか徒歩1分でリフト乗り場までアクセスできます。めっちゃ便利!
ただし、ここで注意点があります。こちらのリフト券売り場は、クローズしていました。
スタッフさんに聞くとコロナ禍ということもあり、お客さんも減っていて、このリフト券売り場は閉じているとのこと。
リフト券をどこで買えばいいのだろう。
スタッフ「このリフトを上って下った先にあるBaseというリフト券売り場で買ってください。上でリフト券を買うことを告げてくれれば、リフト乗車OKです。」
とのこと。
ニセコのスキー場では、リフト乗り場に全てゲートが設置されています。
ということで、リフトの誘導をしているスタッフに声をかけて、通してもらってください。
「すみません〜リフト券を上で買うので乗車させてください〜!」
こんな感じで伝えると、スタッフさんがゲートを開けてくれます。なんか面倒くさいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
綾ニセコは、4つ星ホテルですが5つ星ホテルと呼べるほどラグジャリーなホテルで、部屋も広く、おしゃれなキッチンまであるので、長期滞在にも向いています。
おまけに、ニセコ・グランヒラフまで徒歩1分でほぼ直結!これだけ素晴らしい環境のホテルは、どのホテル見ても存在しない唯一無二です。
価格は決して安くはないですが、一度宿泊したら病みつきになるかも。いや、確実に病みつきになる。
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