今回は、香川旅行の宿泊先として、共立リゾートが運営している「ことひら温泉にある御宿 敷島館」に宿泊してきました。
この記事では、ことひら温泉 御宿 敷島館の宿泊した感想・レビューを紹介していきたいと思います。
共立リゾートのホテルとは
ことひら温泉御宿 敷島館を運営しているのは、東証一部に上場している「株式会社共立メンテナンス」で、学生寮・社員寮・ビジネスホテル・シニアライフなどの事業を行っています。
創業は1979年で、2021年4月現在の資本金79億で、しっかりとした会社であるといえます。
ホテル事業は「共立リゾート」というブランドで、にっぽんの名勝や名湯の地を中心にリゾートホテルや高級旅館を構えて、運営されています。
これなら、安心して旅館利用ができそうだ!
共立リゾートの宿泊に適した人は
旅行先の旅館選びって、なかなか労力が必要ですよね…。できるだけ安く泊まりたいけど、内観や温泉を重視したい、食事や立地を重視したい、など人それぞれです。
筆者も同じように、今回も旅館選びに悩みましたが、宿泊してみた結論として、この旅館の宿泊に適した人は以下の通りです。
・宿泊費重視ではなく、新しく清潔感のある旅館に宿泊したい
・畳の上の布団で寝るよりも、ベッドで寝たい
・朝もチェックアウトまでのんびり過ごしたい
加えて、今回この旅館の決め手となったのは、
・洗練されたデザインの大浴場と4つの貸切露天風呂
・日本の和を象徴したくつろげそうな部屋
・食事が豪華そうで、温泉上がりに夜鳴きそばやアイスが食べられる
の3つでした。
香川の観光ついでに、ことひら温泉を純粋に堪能してみたかったので、ことひら温泉郷周辺の宿を探しました。
宿泊プラン・料金は?
今回は、楽天トラベルで予約しました。予約したプランは、大人3名でトリプルデラックスで和ベッドが3台で、夕食・朝食ありで、1人あたり17,370円でした。ちなみに平日の宿泊です。
楽天のプラチナ会員であれば、1,500円引き、さらに、5と0のつく日であれば、2,831円引きとなりました。覚えておきましょう!
ことひら温泉郷の周辺で夕食や朝食をとっても良かったのですが、今回は宿でまったりということでこちらのプランを選択しました。
ことひら温泉御宿 敷島館の旅館概要
それでは、今回宿泊した旅館の詳細を紹介したいと思います。いやー門構えがとにかくすごい!
何か風情を感じたので調べたところ、以前、ここには、国の登録有形文化財にも指定された老舗旅館があったそうですが、2002年に廃業されてしまいました。
そして、この地に三階屋根の千鳥破風などの木材を利用して、当時の建物を再現したそうです。立派だ!
夜になると、こんな感じです。白熱球によるライトアップにより、より品格な建物に見えます。楽しみ~。
横から見ると、こんな感じです。いや何度見ても立派や!
チェックイン
玄関を入ると、一面に畳が敷かれていて椅子が綺麗に並べてありました。これぞ和を象徴する旅館!
土足厳禁なので靴を脱いで、右手前の下駄箱入れに。館内全てスリッパなしで過ごせるのは◎。
靴のロッカーのカギは自己管理ですので、なくさないように。真ん中にある検温器で熱を測りました。
右奥には、受付(帳場)がありました。館内のご案内とコロナ感染拡大防止対策の説明を受け、チェックイン! チェックアウトは翌日の11時。レイトチェックアウトではなく通常の時間でした。
これだけ綺麗な内観だと、この時点で既にリラックスモードに。
館内マップ
敷島館は7階まであります。1階と2階に何があるかだけ覚えておけば、迷うこともないので安心です。
1階は、帳場(受付)、大浴場、貸切風呂です。他にも浴衣コーナー、ドリンクコーナー、コインランドリーなどがあります。
2階は、お食事処です。数は少ないですが、客室もあります。
3階より上の階は、客室になります。製氷機は1階にありますが、4階~6階にあります。
客室
案内された部屋は、エレベーター上がってすぐのこちらの511号室でした!ハイセンスな引き戸!
ちなみに、廊下はこんな感じ。狭くもなく広くもなくという感じですが、ゴミは1つも落ちてませんでした。
部屋の中にはいると、いくつもの扉が!そういえば、3人部屋だったの思い出しました。
正面がメインの和室でベッド2台、左側も和室でダブルベッド1台。右側が洗面所、シャワー・トイレです。
廊下は若干狭いですが、大型なスーツケースや荷物があると窮屈ですが、荷物少ないので、全く問題なし。
正面の和室の左側にシングルベッド2台、コンセントとUSBポートも両サイドについてました!きめ細かい配慮が。うん、これ大事。
右側には、椅子が2つと小さいテーブル、テレビ、除菌加湿器、ドレッサー、冷蔵庫やお茶・お水が配備されてます。
今回、35平米の部屋ですが、エキストラベッドはなく、部屋が2つにわかれているので一部屋の面積は少し狭いですが、全く問題なし。珍しいタイプの間取りですね。
部屋を入って、左側はダブルベッド1台があります。テレビや除菌加湿器は足元の近くにあります。テーブルやドレッサーなどはありませんでした。
TVはあります。いや~、部屋ごとにTVがあるとはさすがですね。
洗面所・トイレ・シャワー
部屋の右側の戸を開けると、洗面所があります。さすが、デラックスルーム!洗面台は2台ありました。
さすがに、3人で2台は使わない気がしますが、広くて綺麗です。
洗面所の左側の引き戸を開けると、トイレです。よく狭いトイレの客室を見かけますが、ここは前は広々していてゆっくり用を足せそうです。
洗面所の右側がシャワールームです。バス付の客室もあるようですが、基本的に大浴場の温泉を目当てで泊まることになると思うので、シャワー・バスは不要ですね。
アメニティグッズ
洗面所の引き出しを開けると、アメニティグッズが人数分入っています。鬼のデザインがちょっとかわいい。
・歯ブラシ
・カミソリ
・折り畳ブラシ
・コットン
ポット・冷蔵庫
冷蔵庫はありますが、ちょっと小さめサイズです。2リットルのペットボトルが1つ入るくらいです。お水サービスは人数分ありました。
ちなみに買い出しは少し歩きますが、セブンイレブンがあります。
電気ケトルは、冷蔵庫の上にあります。500mlのペットボトルだけでなく、2ℓのお水サービスもあります。
温泉(大浴場・露天風呂)
温泉は1Fにあります。館内はそれほど広くはないので、迷うことはないと思います。
温泉の内観も当然ながら木目調の和のテイストでリラックスできるような造りになっています。
写真は公式HPから引用していますが、露天は、熱めの風呂と桶風呂の2つがあります。緑の植物も植えられていて、雰囲気良し。
天井は遮られているので、外の空気や風を浴びることは残念ながらできません。
室内は、内風呂、打たせ湯、寝湯、サウナ、水風呂があります。全般的に熱めの風呂になっています。
冷えた水もあるので、サウナと水風呂の交互で、ととのいましょう!
脱衣室にある洗面所の水周りも綺麗に清掃されていました。コロナ感染拡大防止対策のため、ドライヤーは置いておらず、部屋のみでの利用でした。
ロッカーは鍵をかけられるようになっているので、安心!
脱衣室には、くし、カミソリ、綿棒があります。歯ブラシはないので、歯を磨く場合は、部屋から持っていきましょう。
綿棒は、なぜか大量にありました。
貸切風呂
館内には、大浴場とは別に貸切風呂が4つ(陶、岩、槍、竹)あります!ランプが消灯しているところは利用できます。
この日は、平日だったので空いていましたが、最大4グループまでなので、土日は混雑するかもしれません。プライベート空間を味わいながら贅沢に温泉を満喫できちゃいます♪
貸切風呂も和モダンでスタイリッシュ!写真は、槍(kai)の貸切風呂です。
洗い場は1つで、浴槽はMAX大人2名入れるぐらいの広さでした。他の宿泊客と共にすることなく、家族や恋人同士の利用に最適ですね。
館内サービス
共立リゾートが運営しているホテル・旅館では、いくつか独自のサービス(おせっかい)を提供していますので、その一部を紹介します。
湯上りの贅沢(アイス・乳酸菌)
湯上がりの休憩スペースには、アイスキャンディーのサービス!温泉入った後は、アイス食べたくなりますよね~。本数制限なく食べ放題ですが、食べ過ぎ注意!
朝は、乳酸菌飲料としてヤクルトのサービス!朝風呂は翌朝10時まで利用できるので、朝食前に一杯飲むと、お腹と目覚めがスッキリ!
夜鳴きそば
2Fの食堂で、21:30~23:00の間で提供されるしょうゆベースのラーメンです。簡易の容器に半人前のラーメンが入った状態で提供されます。
ちなみに無料サービスです!温泉上がりのラーメンはちょっと太りますが、もう食べずにはいられない!
数に限りにがあり、土日祝など混む場合は品切れの可能性があるとのことです。
枕サービス
各フロアには、合計8種類の枕が用意されています。このサービス、ありそうでないですよね。
部屋の枕が薄く柔らかくて自分には合わなかったので、こちらの低反発枕を使いました。
枕の種類は他にも、首枕、備長炭枕・高反発枕・夢枕などなど。自分に合う枕を選べて、ぐっすり睡眠できました!
色浴衣のレンタル
1Fの中央にあるのは、デザイン色浴衣。好きなサイズと色の浴衣と帯を手に取って着ることができます。
部屋には作務衣が用意されていますが、温泉上がりは、浴衣の方が着ていても疲れないし、おすすめです。
お子様用の浴衣もちゃんとあったので、カップルだけでなく、家族連れでも利用できちゃいますね。
足湯
玄関口の右側には、足湯コーナーがあります。風情ある参道を眺めながら、癒しのひと時を過ごそう!
ことひら温泉御宿 敷島館の食事
食事は、朝・夕同じ場所で2Fになります。
仕切りがあり半個室席がほとんどです。一部カウンター席もありましたが、ゆっくりとプライベートな食事の時間を過ごすことができます。
エントランスです。花橘と書かれた提灯が象徴的で和って感じですね。
夕食
夕食は、前菜から始まり、魚料理から肉料理、ご飯、デザートまでフルコースでかなりのボリュームがあります!必ずお腹を空かせてから行きましょう。メニューは季節ごとに変わるようですが、こちらは春メニューです。
料理長の魂がこもった一品一品が順番に提供されます。
甘味のある黒毛和牛をポン酢とすだちに絡めて食べるのは、あっさりしていてとても美味しかったです。
夕食の時間は、17:30の回と20:00の回の2つに分かれています。
夕食メニューです。料理長のお節介と書いてあります。(笑)
ここまで丁寧に作られたメニュー表なかなか見たことないですね、感動しました。料理長の自信が伝わってきました!
朝食
朝食は、讃岐うどんと朝御膳!朝も朝でめちゃくちゃボリューミー。
讃岐うどんはトッピングに、ちくわ天、とり天の各種天ぷらと、丸十天、天かす、ネギなどの薬味がありました。御膳が来る前に天ぷらを欲張り、1種類ずつ…。
小鉢には、生野菜、温泉卵、漬物、デザートのヨーグルトと季節のフルーツ。松花堂には、牛しぐれ煮、まんばのけんちゃん、隠元ゴマ和え、くみあげ湯豆腐など全6品。
台の物は、鯵天干し、鯖味噌干し、じゃこ天でした。どれも料理長の腕前が伝わってくる絶品料理でした。
こちらが朝食メニュー。朝食もボリューム感半端ないっす。
おかわりもできるそうですが、いや十分すぎました。
ことひら温泉御宿 敷島館へのアクセス方法
立地は、JR琴平駅から約徒歩8分、パワースポットである金刀比羅宮へ続く参道に面した好条件です。
駐車場は、敷島館の裏にあります。正面からぐるっと回るか、国道208号沿いから入るかの2パターンになります。
ことひら温泉御宿 敷島館の周辺観光
チェックアウトしたら、観光ですよね!
ことひら温泉郷の敷島館からおすすめの周辺観光を紹介します。
敷島館から金刀比羅宮へのアクセス方法
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こんぴらさんという親しみやすい呼び名で浸透している金刀比羅宮。古くから信仰の地となっていた金刀比羅宮は、江戸時代の頃から、参拝先として人気があります。
敷島館から金刀比羅宮への行き方は説明するまでもなく、すぐわかります。
敷島館を出て右向くと、写真のような階段が見えます。これが、金刀比羅宮へと続く道です。
こちらの記事では、細かく解説しませんが、石段はなんと1368段あります。ちょっとした覚悟と1時間半くらいの時間を見込んでおくことを忘れないでくださいね。
敷島館から父母ヶ浜へのアクセス方法
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父母ヶ浜は海水浴場ですが、干潮時には、潮だまりができ夕日が差し込むと天空の鏡として映し出されることから近年話題沸騰中のおしゃれスポットです。
敷島館からは車で西に約30分弱で到着できます。
別の記事で父母ヶ浜の行き方や楽しみ方を解説しているので、よかったら読んでみてください。
まとめ
宿泊記はいかがでしたでしょうか。
こんぴら温泉周辺の宿は10施設程しかありませんが、それでも、どの旅館に宿泊しようか迷いますよね。
決して安い金額ではないですが、館内は比較的最近にオープンしたこともあってかとにかく綺麗ですし、モダンな大浴場に貸切風呂、ボリューム感のある夕食・朝食、共立リゾートならではのおせっかいサービスなど至れり尽くせりです。
・宿泊費重視ではなく、新しく清潔感のある旅館に宿泊したい
・畳の上の布団で寝るよりも、ベッドで寝たい
・朝もチェックアウトまでのんびり過ごしたい
の3点を満たしている人は、後悔しないと思いますので、是非宿泊してみてください!
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