こんにちは!(@chiropiyo0331)です。
長崎をおすすめする理由
長崎観光をおすすめする理由はいくつかあります。
世界遺産を楽しむ
長崎は戦国時代(1500年代後半)のキリスタン活動の影響がいまだに残っています。1549年にフランシスコ・ザビエルが日本の鹿児島に来たことは、テストに沢山出てきたので、さすがに皆さん覚えていますよね?(笑)
翌年にザビエルは長崎の平戸に来て、キリスト教の布教を開始しています。
また江戸時代(1600年代)には日本は鎖国国家でした。その当時としては珍しく、長崎は他国との貿易の数少ない港として機能していました。
つまり海外の玄関口として栄え、海外の文化に触れやすい環境だったと言えます。この時に受けた影響や建造物が今も長崎県の各地に散らばっており、2018年6月30日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という名で世界文化遺産に登録されることになったのです。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」の各世界文化遺産は下記のMAPの通りです。
近代1800年後半から1900年代における歴史においても、当時の長崎は西洋諸国の影響を受けた近代化の真っただ中にいました。その中心は石炭産業です。
そしてその石炭を手に入れるための施設として有名なのが端島炭坑(軍艦島)ですね。軍艦島も「産業革命遺産の歴史」の構成要素の一つとして世界遺産となっております。
港町ならではの雰囲気と気候
また、港町ならではの景色が素晴らしいです。
周囲をこのように高い山に囲われた港町となっていて、上ると町全体が見下ろせます。また、海からの風が心地よく吹いてきて、真夏でも気持ちよかったです。
世界三大夜景を楽しむ
夜になると夜景も素晴らしいですよね。長崎の夜景は、モナコ・香港と並んで世界三大夜景と言われているそうです。ぜひ、一度大切な人と訪れてみてはいかがでしょうか。
まずは長崎の観光PR動画を見てみよう
以下はいずれも長崎県の公式観光サイトにある長崎PR動画となります。お時間あるときにご覧になってください。原爆のイメージが強い長崎ですが、魅力がたくさんある場所なんだとご理解いただけると思います。
長崎へのアクセス
長崎空港へアクセス可能な空港
長崎空港へアクセスできる空港は上記の通りです。
国内の主要な空港(東京・名古屋・大阪)は基本的に発着陸可能ですが、乗り継ぎが必要な空港も多いです。例えば東北地方や北海道にお住いの方は、経由しないと長崎空港まで来れません。
経由地は東京(成田・羽田)か大阪(関空・伊丹)が主流ですが、福岡空港という手もあります。
福岡空港から陸路で電車やバスを利用して長崎まで来ることが可能です。
ご自身のお住いの地域の空港がどこの空港にアクセス可能なのか、まずは確認しましょう。
日本各地→長崎への移動手段
日本の主要空港からであれば飛行機とバスを使って、2~3時間で長崎市内までいけちゃいます。
九州(陸続き)→長崎への移動手段
沖縄を除く九州各地から長崎に行く場合、先に触れている通り飛行機が飛んでいません。よって陸続きでの移動が前提となります。
移動手段は以下の3パターンになります。例外として、熊本‐長崎間のみフェリーが使えます。
フェリーで行く場合まずは熊本港へ向かいます。
熊本駅から熊本港まで車またはバスで約30分、熊本港から島原港までフェリーで約30分、島原港から長崎市街地までは車でも電車でも約2時間弱といった道のりです。
フェリーでの待ち時間なども入れると3時間半~はかかるので、短時間で着くことを考えるなら新幹線がおすすめです。
長崎市内の移動手段
長崎市内には東西南北に渡り、多くの観光スポットが存在しています。各観光スポットを回るのに最適な移動手段について触れていきます。
まず公共の移動手段としてJR線も走っていますが、各観光スポットへのアクセスとなると、まったく適していません。
むしろ、長崎市内観光においてJR線を使うことは一度もないです。長崎駅自体が割と長崎の上の方に位置しており、市内の観光スポットはほとんど下の方にあるので、そもそも線が通っていないんですね。
長崎市内観光で使える移動手段は下記となります。
タクシーはたくさん見かけるので、捕まえるのにあまり苦労はしませんでした。ただ毎度乗るとなると、出費も大きくなってしまいますね。
ずばり、おすすめは路面電車となります。路面電車であれば、長崎市内の各観光スポットにアクセスできる駅がたくさんあります。
路面電車をつかいこなそう
1915年から、なんと100年以上も長崎の町を走り続けている路面電車(別名:チンチン電車)は、もはや移動手段だけでなく、それ自体が観光スポットとも言えます。
長崎といえばご存知の通り原爆(1945年)そして長崎大水害(1982年)という大きな苦難に直面した町です。
その苦難を乗り越え、原爆を落とされた後に復興したことは、長崎市民にも力を与えました。
今の時代に路面電車かよ!!と思う気持ちもわかりますが、原爆から復興を遂げた長崎の町のシンボルとして長崎市民に愛され続けているのです。
・・・ちょっと熱が入ってしまいましたね(笑)
もちろん歴史的な背景だけでなく、市内観光における実際の利便性も良いです。
時速40km以下(法定速度で決められているらしい)でゆっくりと長崎市内の中心地を走る為、乗車しながら街並みを見物することもできます。
長崎市内を観光する際には、青い路線と緑の路線を多く活用することになると思います。
路面電車のチケット購入方法
チケット価格は一度の乗車で大人(中学生以上)140円、子供(小学生)70円となります。
距離は関係なく1度乗って降りるまでの固定の金額です。
ただし、市内観光においては路面電車を何度も乗り降りすることになるため、定額制のチケット購入がおすすめです。
「一日乗車券」を使いましょう。
またスマホアプリで購入する場合は、「24時間乗車券」という選択も可能です。
長崎全体マップ
長崎の全体マップをまとめてみました。自作ですので、わかりづらい部分があるのはご容赦ください。
長崎市内の観光をするにあたり、大きく4つのエリアに分けて説明していきます。
長崎のおすすめ観光スポット:エリアA(原爆と平和)
エリアAは平和公園がある徒歩圏内で移動可能なエリアで、近代の第二次世界大戦における歴史を感じることができます。
あまりにも悲惨な原子爆弾の爪痕、そして平和の重要性が問われる本当に大切なスポットです。
- 1平和公園~願いのゾーン(祈念像)
所要時間:30分
- 2祈りのゾーン(中心地)
所要時間:20分
- 3学びのゾーン(長崎原爆史料館)
所要時間:1時間~2時間
- 4浦上天主堂
所要時間:15分
平和公園
あまりにも有名な公園ですね。世界中を巻き込んだ戦争(第二次世界大戦)の末期、日本は世界で唯一原子爆弾(通称:原爆)を落とされた国となってしまいました。落とされた都市は、長崎と広島です。
これらの悲惨な過去を二度と起こさないために、「原爆の恐ろしさ」「平和の大切さ」「命の尊さ」を訪れる世界中のすべての人に訴え、平和を望む「心」を育むことを目的として平和公園が作られました。
平和公園には、「祈念像地区(願いのゾーン)」「中心地地区(祈りのゾーン)」「長崎原爆資料館地区(学びのゾーン)」の三地区が存在しています。
願いのゾーン(祈念像地区)
願いのゾーンは平和公園の中心に位置しており、平和祈念像や平和の泉、その他の世界各国から寄贈された平和を願うモニュメントが並んでいます。
平和祈念像は1955年に完成した約9.7メートルの巨大な銅像です。
「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」と作者の言葉が台座の裏に刻まれております。
経年劣化がでてきた像は2019年3月に新たに塗り直しがされています。
公園の真ん中には平和の泉があります。
これは原爆の被害を受け、水を求めながら亡くなられた犠牲者の冥福を祈るために作られました。
毎年行われる平和祈念式典の前日夜(8月8日の夜)には多くのローソクをともし、犠牲者を悼む市民の催しが行われています。
これを見て、涙が出てきました。公園内には、こういった当時の子供たちや生き延びた人が語る言葉がたくさんあります。
ぜひ一度訪れてご自身の目で見られてはいかがでしょうか。
祈りのゾーン(中心地地区)
中心地地区とは、文字通り原爆が投下された爆心地です。
この上空500メートルで原爆は炸裂しました。付近にいた人は一瞬で命を奪われることになりました。
それを思ってこの地に立つと、約75年前に起こった出来事の怖さを再確認できます。
写真にペットボトルがたくさん映っていますね。原爆後も、のどの渇きで苦しみながら多くの人が亡くなったそうです。追悼の意味を込めて、飲み物を置かれる方が多くいらっしゃいました。
また被爆した当時の地層が厳重に保管されており、ガラス越しに見ることができます。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で10分(長崎電気軌道3号系統 各停赤迫行)平和公園停留場駅で下車 徒歩1分
電話番号:095-829-1171
営業時間:24時間営業
定休日:なし
利用料金:なし
地図:Google Mapで確認する
学びのゾーン(長崎原爆資料館地区)
ここでは原爆により被害を受けた当時の町の現状を再現したモニュメントや、実際の写真、被爆した品々が展示されています。
被爆体験を語る人もいらっしゃいますが、原爆から75年たった今、非常に貴重な存在です。後世に語りては受け継がれていくとは思いますが、もし機会があるのであれば、直接聞けるのが一番良いです。(広島も同様です)
爆風で形が崩れた時計が展示されていました。爆心地から離れていてもこうなるのですから、近くにいたらひとたまりもないですね。
他にも多くの品々が展示されており、ぜひ訪れて欲しい場所です。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で10分(長崎電気軌道3号系統 各停赤迫行)原爆資料館駅で下車 徒歩3分
電話番号:095-844-1231
営業時間:・4月、9月~翌年3月 午前8時30分~午後5時30分 ・5月~8月 午前 8時30分~午後6時30分 ・8月7日~9日のみ 午前8時30分~午後8時
定休日:12月29日~12月31日
利用料金:大人 200円、100円(小・中・高校生)※小学生未満の方は無料
地図:Google Mapで確認する
浦上天主堂
世界遺産ではありませんが、国指定史跡・長崎原爆遺跡に指定されている重要な建物です。
30年の年月を経て1925年に完成した教会で、当時は東洋一と言われた大きな教会だったようです。現教会は1959年に再建されたものです。
しかし、原爆の爆心地から北東に500mという近さだったこともあり、建物は一瞬で崩壊。かろうじて残った一部が、移設されて平和公園の祈りのゾーン(中心地地区)に保管されています。
平和公園から近いので、セットで訪れるのがおすすめです。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で11分(長崎電気軌道3号系統 各停赤迫行)平和公園停留場駅で下車 徒歩9分
電話番号:095-844-1777
利用料金:なし
地図:Google Mapで確認する
コメント