- Go To Travelキャンペーンの概要
- 国内旅行の行先として長崎がおすすめである点
- 長崎のおすすめ観光スポットをかなり幅広く
- 文系卒の外資IT業界勤務
- 趣味は旅行
- 海外大好き
- 国内旅行は一人旅よく行く
- 九州は毎年のように訪れており、長崎は3回観光
旅行に行きたいーーーー!!!!
Go To Travelキャンペーンが開催されるみたいだよ!
国内旅行限定なら、九州あたり行こうかな!
歴史ある街で見どころが沢山あるし、これからの時期にとてもマッチすると思うよ~
Go To Travelキャンペーンについてもしっかり押さえておこうね!
この記事では、「コロナが落ち着いたら旅行に行きたい」と思っている皆さんに対して、絶対に見逃してはならない政策のGo To Travelキャンペーンを活用して、格安で国内旅行を120%楽しむための方法を、筆者が長崎旅行に行った際の体験を交えながら紹介します。
Go To Travelキャンペーンとは?
「Go To キャンペーン」は、新型コロナウイルスの影響であらゆる経済活動が自粛されている中、影響が大きな業界に対しての国の支援策です。その業界とは、飲食業界、ホテルなどのサービス業界、イベント関連、そして旅行業界です。
そのうち、旅行業界や旅行関連のサービス業界に対する支援策を「Go To Travel キャンペーン」と言います。
他には、「Go To Eat キャンペーン」や「Go To Event キャンペーン」などです。
キャンペーンのまとめは下記記事でわかりやすく記載しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
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そして我々旅行者目線でも気になる「Go To Travelキャンペーン」のメリットは、上記の記事「Go To Travelキャンペーンで迷うホテル探し!おすすめの旅行サイトは?」でもまとめており、以下に一部抜粋します。
Go To Travelキャンペーンの概要
- 宿泊、日帰り旅行の宿泊代金の1/2相当、1人2万円/泊を上限に補助される
- ただし、宿泊代金の1/2全てが割引適用されるわけではなく、旅行先のお土産屋や飲食店の割引と組み合わせとなる
- 旅行ウェブサイト経由での予約に限る(直接の電話予約は対象外の可能性あり)
- 日本の復興支援が目的なので、対象は国内旅行のみ!
- 期間は6ヶ月で、対象は全国規模
- 1人当たりの利用回数制限や宿泊回数制限はなし!
- 政府の取り組みに加えて、都道府県によるキャンペーンも合わせて行われる可能性あり
宿泊代だけで使用できないとはいえ、1泊あたり1人2万円てめちゃくちゃ大きい!!
コロナのストレスでうっぷんが溜まっているから、思いっきり旅行行きまくりたい(笑)
でも、そう思っている人多そうだから、今の内から計画立てておこうかな・・・
キャンペーン対象は国内旅行になる
概要にも書いた通り、日本の復興が目的ですので、Go To Travelキャンペーンの対象となるのは国内旅行のみとなります。
海外が対象でなくて残念と思う気持ちもわかりますが、ここは新型コロナで落ち込んでしまった日本の経済、とくに地方再生を意識して、国内旅行をぜひ積極的にしましょう。
日本国内には素晴らしい歴史建造物、景色、食べ物がたくさんあります。
当サイト(Triphapi)では、筆者たちメンバーが実際に訪れ経験した国内旅行の素晴らしさを発信していきます。本記事はその長崎版です。
Go To Travelキャンペーンの使い方
※当サイト(Triphapi)では、旅行で使えるクーポン、割引券を随時更新していきます。
1) 各旅行予約サイト上で掲載されているクーポンをクリックしてクーポン券を取得する。
2) クーポンの適用条件(適用対象外のホテルがあるかも)をよく確認する。
3) 適用されるホテル・ツアーを予約する。
長崎の旅行クーポンが取得できる予約サイト
※当サイト(Triphapi)では、旅行で使えるクーポン、割引券を随時更新していきます。
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今から準備・計画はしておこう
張り切ってクーポンを取得したところで、旅行の予約して決済しないと、もちろんキャンペーンの恩恵はありません。まだまだ、外出自粛が続き、ストレス溜まりがちですが、今のうちから旅行グッズの用意や旅行の計画・準備を進めておきましょう。
キャンペーンについての具体的な内容が政府から発表されると、おそらくかなりの方が旅行会社のWebサイトにアクセスして、人気先からどんどんうまっていくでしょう。
発表後、行先に悩むと出遅れてしまいますね。行先だけでも今の内から決めておきましょう!
クーポンは使いたいけど、イマイチ旅行の行き先が決まらないという人は、この記事をみて長崎を候補にしてみてはいかがでしょうか。
長崎をおすすめする理由
長崎観光をおすすめする理由はいくつかあります。
- 2つの世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」「産業革命遺産の歴史」として歴史的な建造物が豊富に見れる
- 港町ならでは雰囲気と気候
- 長崎の夜景は世界三大夜景の一つ
世界遺産を楽しむ
長崎は戦国時代(1500年代後半)のキリスタン活動の影響がいまだに残っています。1549年にフランシスコ・ザビエルが日本の鹿児島に来たことは、テストに沢山出てきたので、さすがに皆さん覚えていますよね?(笑)
翌年にザビエルは長崎の平戸に来て、キリスト教の布教を開始しています。
また江戸時代(1600年代)には日本は鎖国国家でした。その当時としては珍しく、長崎は他国との貿易の数少ない港として機能していました。
つまり海外の玄関口として栄え、海外の文化に触れやすい環境だったと言えます。この時に受けた影響や建造物が今も長崎県の各地に散らばっており、2018年6月30日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という名で世界文化遺産に登録されることになったのです。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」の各世界文化遺産は下記のMAPの通りです。

世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産~長崎市内にある構成資産~
近代1800年後半から1900年代における歴史においても、当時の長崎は西洋諸国の影響を受けた近代化の真っただ中にいました。その中心は石炭産業です。
そしてその石炭を手に入れるための施設として有名なのが端島炭坑(軍艦島)ですね。軍艦島も「産業革命遺産の歴史」の構成要素の一つとして世界遺産となっております。
港町ならではの雰囲気と気候
また、港町ならではの景色が素晴らしいです。

風頭公園から撮影した一枚
周囲をこのように高い山に囲われた港町となっていて、上ると町全体が見下ろせます。また、海からの風が心地よく吹いてきて、真夏でも気持ちよかったです。
世界三大夜景を楽しむ
夜になると夜景も素晴らしいですよね。長崎の夜景は、モナコ・香港と並んで世界三大夜景と言われているそうです。ぜひ、一度大切な人と訪れてみてはいかがでしょうか。
まずは長崎の観光PR動画を見てみよう
以下はいずれも長崎県の公式観光サイトにある長崎PR動画となります。お時間あるときにご覧になってください。原爆のイメージが強い長崎ですが、魅力がたくさんある場所なんだとご理解いただけると思います。
長崎へのアクセス
長崎空港へアクセス可能な空港

長崎空港公式HPより
長崎空港へアクセスできる空港は上記の通りです。国内の主要な空港(東京・名古屋・大阪)は基本的に発着陸可能ですが、乗り継ぎが必要な空港も多いです。例えば東北地方や北海道にお住いの方は、経由しないと長崎空港まで来れません。
経由地は東京(成田・羽田)か大阪(関空・伊丹)が主流ですが、福岡空港という手もあります。
福岡空港から陸路で電車やバスを利用して長崎まで来ることが可能です。ご自身のお住いの地域の空港がどこの空港にアクセス可能なのか、まずは確認しましょう。
日本各地→長崎への移動手段
日本の主要空港からであれば飛行機とバスを使って、2~3時間で長崎市内までいけちゃいます。
九州(陸続き)→長崎への移動手段
沖縄を除く九州各地から長崎に行く場合、先に触れている通り飛行機が飛んでいません。よって陸続きでの移動が前提となります。
移動手段は以下の3パターンになります。例外として、熊本‐長崎間のみフェリーが使えます。
フェリーで行く場合まずは熊本港へ向かいます。熊本駅から熊本港まで車またはバスで約30分、熊本港から島原港までフェリーで約30分、島原港から長崎市街地までは車でも電車でも約2時間弱といった道のりです。フェリーでの待ち時間なども入れると3時間半~はかかるので、短時間で着くことを考えるなら新幹線がおすすめです。
- 車で行く
- 高速バスで行く
- JR特急または新幹線の鉄道で行く
- (熊本‐長崎のみ)フェリーで行く
長崎市内の移動手段
長崎市内には東西南北に渡り、多くの観光スポットが存在しています。各観光スポットを回るのに最適な移動手段について触れていきます。
まず公共の移動手段としてJR線も走っていますが、各観光スポットへのアクセスとなると、まったく適していません。
むしろ、長崎市内観光においてJR線を使うことは一度もないです。長崎駅自体が割と長崎の上の方に位置しており、市内の観光スポットはほとんど下の方にあるので、そもそも線が通っていないんですね。
長崎市内観光で使える移動手段は下記となります。
- タクシー→あまりおすすめしない
- レンタカー→複数人での旅行且つ長崎周辺の観光地も行く場合はおすすめ
- 路面電車→1人旅から数人の旅行までおすすめできる移動手段
タクシーはたくさん見かけるので、捕まえるのにあまり苦労はしませんでした。ただ毎度乗るとなると、出費も大きくなってしまいますね。
ずばりおすすめは路面電車となります。路面電車であれば、長崎市内の各観光スポットにアクセスできる駅がたくさんあります。
路面電車をつかいこなそう
1915年から、なんと100年以上も長崎の町を走り続けている路面電車(別名:チンチン電車)は、もはや移動手段だけでなく、それ自体が観光スポットとも言えます。
長崎といえばご存知の通り原爆(1945年)そして長崎大水害(1982年)という大きな苦難に直面した町です。
その苦難を乗り越え、原爆を落とされた後に復興したことは、長崎市民にも力を与えました。
今の時代に路面電車かよ!!と思う気持ちもわかりますが、原爆から復興を遂げた長崎の町のシンボルとして長崎市民に愛され続けているのです。
・・・ちょっと熱が入ってしまいましたね(笑)
もちろん歴史的な背景だけでなく、市内観光における実際の利便性も良いです。
時速40km以下(法定速度で決められているらしい)でゆっくりと長崎市内の中心地を走る為、乗車しながら街並みを見物することもできます。
長崎市内を観光する際には、青い路線と緑の路線を多く活用することになると思います。
路面電車のチケット購入方法
チケット価格は一度の乗車で大人(中学生以上)130円、子供(小学生)70円となります。距離は関係なく1度乗って降りるまでの固定の金額です。
ただし、市内観光においては路面電車を何度も乗り降りすることになるため、定額制のチケット購入がおすすめです。
「一日乗車券」を使いましょう。またスマホアプリで購入する場合は、「24時間乗車券」という選択も可能です。
近隣のホテルやJR長崎駅のみどりの窓口などで購入ができます。

【購入方法:スマホアプリの場合】
スマートフォンに「長電アプリ」という無料アプリをインストールしてください。アプリを起動して、手順(ここをご参照ください)に従ってご購入ください。
※お支払い方法は、クレジットカードか通信会社の利用料と合わせた引き落としを選べます。
※降車の際に、運転手さんに画面をお見せするだけでOKです。
1) 運賃は後払いです。一日乗車券や24時間乗車券も降りる時に見せます。
2) 乗るときは後方ドアから。降りる時は前方ドアからとなります。
3) 一日乗車券は車内販売していません。あらかじめ購入が必要です。
4) 全国相互利用交通系ICカードに対応しています。
長崎全体マップ
長崎の全体マップをまとめてみました。自作ですので、わかりづらい部分があるのはご容赦ください。。
長崎市内の観光をするにあたり、大きく4つのエリアに分けて説明していきます。
長崎のおすすめ観光スポット:エリアA(原爆と平和)
エリアAから紹介していきます。ここは平和公園があるエリアでして、近代の第二次世界大戦における歴史を感じることができます。
あまりにも悲惨な原子爆弾の爪痕、そして平和の重要性が問われる本当に大切なスポットです。
- 平和公園~願いのゾーン(祈念像)
所要時間:30分 - 祈りのゾーン(中心地)
所要時間:20分 - 学びのゾーン(長崎原爆史料館)
所要時間:1時間~2時間 - 浦上天主堂
所要時間:15分
エリア内の各スポットへの移動:徒歩圏内(かなり近い)
平和公園
あまりにも有名な公園ですね。世界中を巻き込んだ戦争(第二次世界大戦)の末期、日本は世界で唯一原子爆弾(通称:原爆)を落とされた国となってしまいました。落とされた都市は、長崎と広島です。
これらの悲惨な過去を二度と起こさないために、「原爆の恐ろしさ」「平和の大切さ」「命の尊さ」を訪れる世界中のすべての人に訴え、平和を望む「心」を育むことを目的として平和公園が作られました。
平和公園には、「祈念像地区(願いのゾーン)」「中心地地区(祈りのゾーン)」「長崎原爆資料館地区(学びのゾーン)」の三地区が存在しています。
願いのゾーン(祈念像地区)
願いのゾーンは平和公園の中心に位置しており、平和祈念像や平和の泉、その他の世界各国から寄贈された平和を願うモニュメントが並んでいます。

平和祈念像
平和祈念像は1955年に完成した約9.7メートルの巨大な銅像です。
「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」と作者の言葉が台座の裏に刻まれております。
経年劣化がでてきた像は2019年3月に新たに塗り直しがされています。

平和の泉
公園の真ん中には平和の泉があります。
これは原爆の被害を受け、水を求めながら亡くなられた犠牲者の冥福を祈るために作られました。
毎年行われる平和祈念式典の前日夜(8月8日の夜)には多くのローソクをともし、犠牲者を悼む市民の催しが行われています。

平和の泉
これを見て、涙が出てきました。公園内には、こういった当時の子供たちや生き延びた人が語る言葉がたくさんあります。
ぜひ一度訪れてご自身の目で見られてはいかがでしょうか。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で11分(長崎電気軌道3号系統各停赤迫行)平和公園停留場駅で下車 徒歩1分で平和公園入口
電話番号:095-829-1164
営業時間:24時間営業
祈りのゾーン(中心地地区)
中心地地区とは、文字通り原爆が投下された爆心地です。

爆心地の真下に備えられた犠牲者の名簿
この上空500メートルで原爆は炸裂しました。付近にいた人は一瞬で命を奪われることになりました。
それを思ってこの地に立つと、約75年前に起こった出来事の怖さを再確認できます。
写真にペットボトルがたくさん映っていますね。原爆後も、のどの渇きで苦しみながら多くの人が亡くなったそうです。追悼の意味を込めて、飲み物を置かれる方が多くいらっしゃいました。

被爆当時の地層
また被爆した当時の地層が厳重に保管されており、ガラス越しに見ることができます。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で10分(長崎電気軌道3号系統各停赤迫行)平和公園停留場駅で下車 徒歩1分
電話番号:095-829-1171
営業時間:24時間営業
定休日:なし
利用料金:なし
地図:Google Mapで確認する
学びのゾーン(長崎原爆資料館地区)
ここでは原爆により被害を受けた当時の町の現状を再現したモニュメントや、実際の写真、被爆した品々が展示されています。
被爆体験を語る人もいらっしゃいますが、原爆から75年たった今、非常に貴重な存在です。後世に語りては受け継がれていくとは思いますが、もし機会があるのであれば、直接聞けるのが一番良いです。(広島も同様です)
爆風で形が崩れた時計が展示されていました。爆心地から離れていてもこうなるのですから、近くにいたらひとたまりもないですね。

爆風でつぶれた時計
他にも多くの品々が展示されており、ぜひ訪れて欲しい場所です。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で10分(長崎電気軌道3号系統各停赤迫行)原爆資料館駅で下車 徒歩3分
電話番号:095-844-1231
営業時間:・4月、9月~翌年3月 午前8時30分~午後5時30分 ・5月~8月 午前 8時30分~午後6時30分 ・8月7日~9日のみ 午前8時30分~午後8時
定休日:12月29日~12月31日
利用料金:大人 200円、100円(小・中・高校生)※小学生未満の方は無料
地図:Google Mapで確認する
浦上天主堂
世界遺産ではありませんが、国指定史跡・長崎原爆遺跡に指定されている重要な建物です。
30年の年月を経て1925年に完成した教会で、当時は東洋一と言われた大きな教会だったようです。現教会は1959年に再建されたものです。
しかし、原爆の爆心地から北東に500mという近さだったこともあり、建物は一瞬で崩壊。かろうじて残った一部が、移設されて平和公園の祈りのゾーン(中心地地区)に保管されています。

原爆の被害を受けて残った一部(平和公園の祈りのゾーン)
平和公園から近いので、セットで訪れるのがおすすめです。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で11分(長崎電気軌道3号系統各停赤迫行)平和公園停留場駅で下車 徒歩9分
電話番号:095-844-1777
利用料金:なし
地図:Google Mapで確認する
長崎のおすすめ観光スポット:エリアB(長崎の歴史と世界遺産)
続いてエリアBを紹介していきます。このエリアは長崎を発展させるに至った鎖国時代からの海外への窓口としての貿易業、そしてそこに貢献した外国人の関わり方や当時の生活ぶりが覗ける面白いエリアです。
また、キリシタンの歴史も数多く残っており、異文化を楽しむことができます。
- 大浦天主堂
所要時間:20分 - グラバー園
所要時間:1時間~1時間30分 - 軍艦島デジタルミュージアム
所要時間:1時間~2時間 - 長崎孔子廟中国歴史博物館
所要時間:30分 - オランダ坂
所要時間:20分~30分 - 長崎水辺の森公園をお散歩
または長崎新地中華街で休憩 - 出島
所要時間:30分~1時間
エリア内の各スポットへの移動:徒歩圏内(出島は多少の距離あり)
グラバー園(世界遺産)

旧グラバー住宅
世界遺産「旧グラバー住宅」が正式名称です。グラバー住宅だけでなく、リンガー住宅、ウォーカー住宅、オルト住宅、旧三菱第2ドックハウスなどが集まった庭園のようになっており、それをグラバー園と呼んでいます。
グラバーというのはもちろん人の名前です。1859年(安政6年)に日本は長い鎖国をようやく終わらせることができ、函館・横浜そして長崎の3港が世界の玄関口として発展しました。
外国人の貿易商人が数多く日本の3港に住み、ビジネスを行いました。また彼らは、鎖国があけて間もない日本人の有望な若者に対して、世界を学ぶ為の海外留学のチャンスを与えるべく奔走しました。伊藤博文などもその一人です。
つまり、彼ら外国人の努力もあって、その後の日本は世界に負けない発展をしていくことになったわけです。グラバーさんはその代表格というわけですね!今日時点で日本が先進国の仲間入りを果たせているのも、もしかしたら外国人の彼らのおかげなのかも・・・なんて妄想しながら見ると大変面白いですよ!!
他にもいろんな情報が詰まっているので、ぜひ訪れてみてください。

グラバー庭園のベンチと長崎の港
そして、グラバー園はすごく整備されていて、綺麗です。訪れるだけで心が洗われます。私は長崎に訪れるたびに必ず訪問しています。
休憩所でもある旧自由亭(喫茶室)では、長崎名物カステラが食べれますよ!カステラセット920円、だったはずです。

旧自由亭のカステラセット(920円ぐらい)
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で7分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-新地中華街で乗り換え7分(各停石橋行)大浦天主堂駅下車 徒歩8分でグラバー園入口
電話番号:095-822-8223
営業時間:8:00~18:00※夜のイベント開催時期などは営業時間が長くなります。HPをご確認ください。
利用料金:大人620円/高校生310円/小・中学生180円※団体割引あり
大浦天主堂

大浦天主堂
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」の一つです。
幕末の開国以降、日本に留まる外国人のために建設された中世ヨーロッパのゴシック調の教会で、現存するものの中では国内最古のものです。
豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって処刑された26名(当時の教皇ピオ9世によって聖人の尊称を献上された外国人6名と日本人20名)に捧げられるものでもあります。
中はステンドグラスもあり美しい作りになっています。2018年の世界文化遺産登録により、改修が入り綺麗になっていると思います。
グラバー園のすぐ近くにあるので、セットで訪問できます。先に大浦天主堂に寄るのが良いと思います。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で7分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-新地中華街で乗り換え7分(各停石橋行)大浦天主堂駅下車 徒歩4分で大浦天主堂
電話番号:095-823-2628
営業時間:8:00~18:00
利用料金:大人1000円/中・高校生400円/小学生300円※団体割引あり
オランダ坂

オランダ坂
グラバー園もそうですが、この付近は開国以降の海外との交流拠点であり、外国人が多く住んだ場所です。特にオランダ人の影響を受けたからなのか、良い意味で日本ぽくない独特の雰囲気の坂道になっています。
インスタ映えもするエリアだと思います。実際に私が一人旅をしているときも、女性2人組をオランダ坂でたくさん見かけました。

雰囲気あるオランダ坂
東山手洋風住宅群や日本で最初の女学校である活水学院・洋風住宅7棟など、雰囲気ある建造物が見学できます。
グラバー園や大浦天主堂からも近い為、セットで訪れると良いでしょう。
基本情報
長崎孔子廟中国歴史博物館

長崎孔子廟中国歴代博物館
長崎孔子廟は1893年(明治26年)に当時の清国と在日華僑が協力して作ったものです。何度かの改修などを経て今の姿が維持されています。
そもそも孔子廟とは何かというと、有名な中国の思想家である孔子の遺品を集めて祀っている神聖な場所を指します。本家の中国では、儒教の総本山として信奉されており、現在の山東省曲阜にある孔子の旧宅を廟にしたと言われています。
日本でも各地に孔子廟があり東京でも湯島聖堂が有名です。栃木、岡山、佐賀、沖縄にもあるようですが、最も見ごたえがあるものがここ長崎の長崎孔子廟なのです。
孔子と言えば「論語」で有名ですが、紀元前551年に生まれた人です。今から2500年も前の偉人ですね。今大変人気の漫画・アニメである「キングダム」は古代中国の時代を描いていますが、あの時代は紀元前221年頃(秦王による中華統一の年号)なので、さらに300年も昔の人物であることに改めて驚愕させられます。

2019年の長崎ランタンフェスティバルとキングダムのコラボ
余談ですが、2019年に行われた長崎ランタンフェスティバルにてキングダムコラボが行われていたようですね。長崎孔子廟はそのイベントにおけるメイン会場の一つだったようです。筆者も長崎ファンであると同時に、キングダムファンなので行きたかったと後悔しております(笑)
このようにお祭りなどイベントに合わせて旅行に行くのも大切ですね。
孔子廟の大成殿の奥には中国歴史博物館(建物2階)と長崎孔子廟資料館(建物3階)があります。日中友好のために1983年に作られており、本来中国にあるべき貴重な国宝級の文物が常時展示されています。ぜひ一度お目にかかってください。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で7分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-新地中華街で乗り換え7分(各停石橋行)大浦天主堂駅下車 徒歩2分
電話番号:095-824-4022
営業時間:9:30~18:00
利用料金:大人660円/高校生440円/小・中学生330円※団体割引あり
軍艦島デジタルミュージアム
軍艦島は言わずと知れた、長崎の観光名所の一つですね。その軍艦島が体験できてしまう施設があります。
それが軍艦島デジタルミュージアムです。

軍艦島デジタルミュージアムの入り口
世界遺産である軍艦島をデジタルで体験できたり、その歴史を学べたりする施設です。
1階でチケットを購入します。2~4階に軍艦島を3D体験できるコンテンツが豊富に準備されています。
まず圧巻だったのが2階に上がってすぐ見える大型スクリーンによる「軍艦島シンフォニー」です。

軍艦島シンフォニー
大型スクリーンに、軍艦島の成り立ちや当時の島民の暮らし、実際の写真などが綺麗に映し出され、丁寧な解説で説明されて行きます。確か15分~20分ほどだったと記憶しておりますが、飽きずにずっと見ていられました。
上映は30分に1回されているようですね。椅子も置いてあったので、混んでなければ座れますよ!!
3階では軍艦島VRというコーナーにて、実際の軍艦島の立ち入り禁止区域を撮影した映像を3Dゴーグルをかけて、見ることができます。

軍艦島VRのエアロバイク
3Dゴーグルをかけて、このエアロバイクを漕げば、3Dの中で軍艦島をどんどん進んでいる感覚になります!しかも上空から見渡せるので、普段絶対に見えない軍艦島を楽しめますよ!
筆者は一人旅で行きましたので、これに一人で乗って3Dゴーグルをかけて一人でニヤついてましたね。気持ち悪い(笑)
軍艦島に行かれる予定がある方は、その前に予習としてこのミュージアムを訪れるのも良いと思います。また、運悪く天候などで軍艦島上陸ができなかった方は、ぜひともこのミュージアムに行ってみてください。かなりおすすめです。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で7分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-新地中華街で乗り換え7分(各停石橋行)大浦天主堂駅下車 徒歩2分
電話番号:095-895-5000
営業時間:9:00~17:00
利用料金:大人1800円/中・高校生1300円/小学生800円/幼児500円/3歳未満無料※団体割引あり
出島

当時の出島
日本は長い間鎖国国家でした。しかしその間、唯一海外に向けた玄関口として機能していたのが長崎であり、この出島でした。
オランダ商館が平戸から出島に移ってからですので、1641年(寛永18年)から1859年(安政6年)の218年もの間、日本で唯一の貿易窓口だったわけです。
更に遡ると出島が作られたのは、徳川幕府によるポルトガル人のキリスト教布教活動の監視のためだったそうです。この出島にポルトガル人を収容したわけですね。しかし島原と天草で農民による一揆がおきると、ポルトガル人への縛りはますます厳しくなり、日本への渡航自体が禁止されました。
結果、住むポルトガル人はいなくなり無人となった出島にオランダ商館が移り、今度は貿易窓口として栄えるようになったわけです。
ちなみに出島の形が扇形なのは諸説あるようで、出島を作るときに波の影響を避けるために扇の形にしたとか、徳川家光が自分の扇を部下に見せて「この形にしろ」と言ったとか。

再現された出島
真実は今となってはわかりませんが、長崎に復元された出島をぜひ訪れて、扇形とその時の日本に住んだ外国人の暮らしを覗いてみてはいかがでしょうか。
上の現在の出島の写真、扇形っぽくカーブしてるのは、なんとな~くわかってもらえますかね?(笑)
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で4分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-出島駅下車 徒歩1分
電話番号:095-829-1194
営業時間:8:00~21:00
利用料金:大人520円/高校生200円/小・中学生100円
新地中華街

新地中華街の門
新地中華街は、横浜・神戸と並ぶ中華街です。筆者自身の感想としては横浜中華街ほどの広さはなかったと思います。でも、ちゃんぽんが美味しかったのでめちゃくちゃ好印象です。
新地中華街の発祥についてですが、オランダ人やポルトガル人がたくさん住んでいたことは既にこの記事でお伝えしてますよね?
江戸時代の鎖国において、オランダ人が貿易をやっていたことはお伝えしてますが、中国ともかなりの貿易をおこなっており、中国人もたくさん住んでいました。
当時の長崎市内の人口は6万人にたいし、市内の中国人は1万人もいたというのですから、それは中華街の一つや二つできちゃうわけですね。(実際は一つです)
すぐ横には湊公園があり、長崎ランタンフェスティバル(年に一度のお祭り)のメイン会場はこの湊公園になっています。めちゃくちゃ綺麗ですね。
つまりこの新地中華街一帯は、周辺に観光スポットが多く、長崎の中心地といっても過言ではないエリアです。上の門の写真は湊公園から撮影してます。

ランタンフェスティバルの時の湊公園
ついでに、この時食べたちゃんぽんのお店も載せておきますね。
会楽園というお店でして、濃厚なスープに太すぎない麺が筆者にはちょうどよかったです。具沢山なのもうれしいですね。
食べログのお店URL:会楽園

ちゃんぽん
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で7分(長崎電軌1号系統各停崇福寺行)-新地中華街駅下車 徒歩0分
長崎のおすすめ観光スポット:エリアC(坂本龍馬ファン必見)
続いてエリアCのご紹介です。このエリアは、坂本龍馬一色です。龍馬ファンならずも、少しでも興味ある方はぜひ訪ねてみてください。
風頭公園を出発地としてお散歩するのも楽しいです。日本三名橋に数えられる眼鏡橋も見れます。
- 風頭公園
所要時間:20分 - 龍馬通り~亀山社中記念館
所要時間:30分~1時間 - 眼鏡橋
所要時間:30分
エリア内の各スポットへの移動:徒歩で行けるが、寄り道なしでも10~20分ほどはかかります。
風頭公園

風頭公園にある龍馬像
風頭公園は風頭山という山にあり、長崎の町と港を一望できる展望台のようなエリアです。
威風堂々と構える龍馬の銅像が長崎の町を見下ろしている様は、一見の価値ありです。春には桜、初夏にはあじさいが咲き、花見にもうってつけの地元でも人気の公園です。
公園自体はそれなりに広く、歩き回ると20分ぐらいはかかった印象があります。観光で日中訪れると、人気があまりなく空いていると思います。
夜景も綺麗ですが、暗くなると電灯などがあまりなく真っ暗になると思うので、日中から夕方にかけて行くことをおすすめします。
基本情報
アクセス:①長崎駅から徒歩30~40分ほど ②長崎駅から路面電車で思案橋駅または市民会館駅下車 徒歩20分ほど ③長崎駅から車で15分ほど
地図:Google Mapで確認する
龍馬通り

竜馬通り
風頭公園の展望台をさらに北に進むと、龍馬通りと言われる石段でできた整備された坂道が見えてきます。
道中にある亀山社中のメンバーが当時行き来していた道で、当然メンバーの中には坂本龍馬がおり、そのことから龍馬通りと言われています。
亀山社中とは坂本龍馬が中心となり、同志とともに結成した商社です。日本最初の商社と言われています。
彼ら最大の功績は、長州藩のために薩摩藩名義で大量の小銃と蒸気船ユニオン号を購入し運搬したことです。これがのちに薩長盟約につながったとされています。
その時の龍馬たちの情熱を感じ取れる数少ない場所だと思います。
風頭公園から降りてきて、そのまま町に降りるルートが個人的には楽だと思います。もちろん町から竜馬通りをあがっていき、風頭公園に歩いていくルートもあります。
基本情報
眼鏡橋
長崎市の中島川に架かる橋で国の重要文化財に指定されています。石造アーチとしては、日本最古のもので作られたのは1634年。なんと400年も前になります。中国から日本に来て、その後に興福寺の2代目住職についた黙子如定(もくすにょじょう)が架橋しました。
眼鏡橋は日本三名橋に数えられる由緒正しき橋です。
日本三名橋は、日本橋(東京)・錦帯橋(山口県)・眼鏡橋(長崎県)の3つの橋ですね。
そんな歴史ある橋が、割と普通に街中に歩いていて現れるので、ぼ~としていると見過ごしますよ(笑)
風頭公園とセットで行くのがおすすめです。先に風頭公園に行って景色や龍馬像を堪能してから、龍馬通りを散歩しながら下山、そのまま眼鏡橋に行くのが良いと思います。
基本情報
アクセス:長崎駅から路面電車で4分(長崎電気軌道3号系統 各停蛍茶屋行)-市民会館駅 または めがね橋駅下車 徒歩3分
長崎のおすすめ観光スポット:エリアD(夜景を見る)
最後のエリアDは夜景スポットです。長崎の夜景は、モナコ、香港と並ぶ世界三大夜景ともいわれています。
稲佐山から見る夜景は本当に素晴らしく、行く価値はめちゃくちゃあると思います。私は一人旅で行きましたが、できれば皆さん誰かと行きましょう(笑)

展望台からの眺め
稲佐山という山の上に展望台があり、ロープウェイで登ることができます。車でも行くことができますが、駐車場には限りがあるので混む時間帯は気を付けましょう。
ロープウェイで行く場合は、淵神社を目指しましょう。淵神社にてチケットを購入しロープウェイに乗ることができます。暗くなるころには、かなり混み始めますので夕方ぐらいに行くことをおすすめします。神社までは市営バスも出ています。
基本情報
定休日:整備点検の為、運休あり。HPをご確認ください。
ロープウェイ利用料金(往復料金):大人1250円、中高生940円、小学生・幼児620円
アクセス:ロープウェイまたは車または無料送迎バス
地図:Google Mapで確認する
軍艦島
最後にはなりますが、軍艦島について触れておきます。
正式名称は端島。炭坑の島として栄え、高層鉄筋コンクリートなどが立ち並ぶその見た目がまるで軍艦のようだということで、軍艦島と呼ばれるようになりました。
大きさは南北に約480m、東西に約160m、この決して広いとは言えない島に、最も多いときで5300人もの人が住んでいたそうです。人口密度は当時の東京のおよそ9倍にもなったそうです。
島民が島内で生活のすべてを完結できるように学校や病院はもちろんのこと、映画館やパチンコなどの娯楽施設まで完備されていました。
軍艦島で取れる石炭はとても良質だったそうで、当時の日本の近代化に大きく貢献しましたが、石炭から石油に主要エネルギーが変わるとともに、その歴史に幕を下ろしました。

軍艦島
今では上陸ツアーにて、一部区画だけにはなりますが、軍艦島に入ることができます。
ただ、私も3度長崎を訪れておきながら、一度も上陸できていません。天候によって船が出せないときもあれば、台風の影響で上陸に必要な桟橋が壊れ、上陸ができなくなる時もあります。桟橋が壊れるとその後1か月ほどは復旧しないこともあるようです。
筆者は9月ごろに長崎を訪れることが多く、この不運に邪魔され一度も上陸がかないませんでした。。
いつか記事にさせていただきますのでお待ちください。上陸ツアーを行っている会社だけご紹介いたします。下記の5社だけになります。
基本情報
- やまさ海運(株)
HP:http://www.yamasa-kaiun.net/ - 軍艦島クルーズ(株)
HP:http://www.gunkanjima-cruise.jp/ - (株)シーマン商会
HP:https://www.gunkanjima-tour.jp/ - 軍艦島コンシェルジュ
HP:https://www.gunkanjima-concierge.com/
※軍艦島デジタルミュージアムと同じ会社です。 - 馬場広徳
HP:http://www.7ebisumaru.com/company/
※個人のお名前のようです。第七ゑびす丸という船でご案内してくれるみたいです。
ハウステンボス
ハウステンボスについては、別記事でまとめていますのでご覧ください。
基本情報
まとめ
いかがでしたでしょうか。長崎についてボリューム満点で紹介させていただきました。
見どころ満載の長崎は、一度ならず二度も三度も訪れたくなる不思議な街です。今後は、長崎を中心としたほかのエリアへの観光(島原や佐賀など)も随時この記事に追加していく予定です。
今は新型コロナウイルスの影響で、旅行ができずにストレスのたまる日々を送っていらっしゃる方が多いと思います。
ですが、近いうちに経済も旅行も復活してきます。Go To Travelキャンペーンも具体的な内容が決まってくることでしょう。乗り遅れないように、今のうちから国内の旅先を決めておきましょう!
みなさんの旅の思い出作りにこの記事が役立つことを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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