こんにちは!(@chiropiyo0331)です。
今回は、岡田茂吉が蒐集した日本・中国をはじめとする東洋美術を中心に構成される、静岡県熱海市にあるMOA美術館(エムオーエー)を紹介したいと思います。
本記事では、MOA美術館の見どころや所要時間、お得なチケット情報と併せて、MOA美術館にアクセスしやすい周辺のホテルなどを紹介します。
「MOA美術館ってどんなところか気になる」
「MOA美術館を観光するのにかかる所要時間が知りたい」
という人にとっては、最適な記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
MOA美術館の概要
MOA美術館は、静岡県熱海市にある私立美術館で、1982年に開館し、岡田茂吉の収集品を収蔵展示しています。
MOAは、Museum of artを略しています。
展示内容は、日本、中国など東洋美術を中心に、絵画、書跡、彫刻、工芸等、多岐に渡っており、特に、尾形光琳の「紅白梅図屏風」は国宝に指定されています。
名称 | MOA美術館 |
住所 | 〒413-8511 静岡県熱海市桃山町26-2 |
営業時間 | 9時30分~16時30分 (最終入館は16:00) |
休館日 | 木曜日(祝日の場合、開館) 展示替え日 年末年始 ※展示替え日はHPを参照ください。 |
アクセス | <車の場合> 東名高速厚木ICから小田原厚木道路(国道271号)、国道135号経由で約1時間 <路線バスの場合> JR熱海駅バスターミナル8番乗り場より「MOA美術館行き」約7分 終点「MOA美術館」下車すぐ <タクシーの場合> JR熱海駅タクシー乗り場より約5分 2人乗車:1人 約435円 3人乗車:1人 約290円 4人乗車:1人 約217円 |
駐車場 | 200台 駐車料金無料 |
地図 |
MOA美術館鑑賞に必要な所要時間
MOA美術館は、地下1階地上3階建て延床面積(各階の床面積合計)は約14,000㎡あり、国宝3件、重要文化財66件、重要美術品46件を含む約3,500点が収蔵されています。
館内からは相模湾を見渡すことのできるメインロビーがあり、景観を楽しむこともできます。
また、屋外を散策することができる庭園もあり、瑞雲郷では、梅とつつじの名所としても知られています。
これだけ広いと気になるのが、MOA美術館鑑賞に必要な所要時間ですよね。
初めてMOA美術館に訪れて、鑑賞にかかった実際の時間は以下の通りです。
主な観光場所 | ポイント | 所要時間 |
①エントランス | ・空間デザインを採用したエスカレーター ・刻一刻と映り替わる幻想的な巨大万華鏡 ・相模湾の雄大な景観 | 30分 |
②ロビー | ・180°大パノラマを望むメインロビー ・豊田秀吉ゆかりの黄金の茶室 | 15分 |
③ギャラリー | ・ガラスの無い展示スペース ・国宝 仁清作「色絵富士花文茶壺」 ・美術品の魅力を最大限に引き出す工夫が施された展示空間 | 60分 |
④庭園 | ・光琳屋敷などが併設された庭園 | 20分 |
MOA美術館の主要な観光場所は大きく分類するとエントランス、ロビー、ギャラリー、庭園の4つで、全て見学した場合にかかる所要時間は約2時間5分です。
ギャラリーの展示品が多く、展示品の解説(作家名、作品名、制作年などの説明)を全て読んだ場合は、60分以上かかります。
展示品は一通り隈なく見るが、解説などは作品毎による場合は約60分でしょう。
MOA美術館にはレストランやカフェが複数あり、途中で休憩したり、ランチしたりする場合、上記の所要時間2時間5分+αを見込む必要があります。
ランチ→美術館鑑賞→カフェで行動した場合、普通に半日かかってしまいますね。
MOA美術館のランチ&ティータイム
MOA美術館でランチ&ティータイムできる場所は5か所あります。
店名 | 営業時間 |
---|---|
La patisserie du musee par Toshi Yoroizuka | 11:00~16:00(L.O15:30) |
the cafe | 9:30~16:30(L.O16:00) |
茶室 一白庵 | 10:30~16:00 |
和食 花の茶屋 | 11:00~15:30(L.O15:30) |
二條新町 そばの坊 | 11:00~15:00 |
日本人で初めて三つ星レストランの「シェフ・パティシエ」の資格を手にした鎧塚俊彦プロディースのスイーツ店が人気です!!
MOA美術館のおすすめ鑑賞ルート
効率的にMOA美術館を鑑賞するには、パンフレットに記載されている順路通りに見るのがおすすめです。
・①エントランス
↓
・②ロビー
↓
・③ギャラリー
↓
・④庭園
順路を無視して、戻って鑑賞することも可能ですが、混雑時は順路通りに流れができているため他の人に迷惑かけないようにしましょう。
午後遅い時間に行く場合(特に日没が早い秋~冬)は、ギャラリーと入れ替えて、先に「④庭園」を見てから「③ギャラリー」を見るとよいでしょう。
このルートで周れば、無駄のない所要時間で鑑賞することができるので、参考にして下さい。
次に、それぞれの見どころになる部分をいくつかご紹介します。
MOA美術館の見どころ①:エントランス「円形ホールの巨大万華鏡」
美術館でも、最近ではデジタルや最先端技術の活用が進んでいますが、MOA美術館ではエントランスからエスカレーターで上った先に円形ホールがあり、巨大万華鏡を見ることができます。
インスタ映えすること間違いなし!
万華鏡のデザインは、依田満・百合子夫妻の手によるもので、自然や宇宙、神話や伝説など、さまざまなモチーフが用いられています。
音響にも工夫が施されており、世界的に活躍するサウンドアーティストの坂本龍一氏が手がけています。
刻々と移り変わる幻想的な世界を楽しむことができます。
MOA美術館の見どころ②:エントランス「ムアスクエア」
数々のエスカレーターを上った先にある屋外スポットの「ムアスクエア」。
20世紀彫刻の第一人者、ヘンリー・ムア作「キング・アンド・クイーン」のブロンズ像が展示されています。
天気が良いと、写真のように初島や伊豆大島などの相模湾を望む雄大な景観を見渡すことができる撮影スポットです。
MOA美術館の見どころ②:ロビー「黄金の茶室」
エントランスにほど近い場所で館内では最初に鑑賞するであろう作品。
豊臣秀吉が天正14年、京都御所に組立式の黄金の座敷を運び、自ら茶を点じて正親町天皇に献じたと言われている豊臣秀吉ゆかりの黄金の茶室を復元したものです。の風景は贅沢な空間となっています。
MOA美術館の見どころ③:ギャラリー「国宝」
MOA美術館には、国宝に指定されている作品が3つ存在するので、必ず鑑賞していきましょう。
- 尾形光琳作「紅白梅図屏風」
- 野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」
- 手鑑「翰墨城」
桃山時代の陶芸家・野々村仁清の代表作は「色絵藤花文茶壺」で、江戸黒とも呼ばれる艶やかで深みのある黒漆喰の壁で囲まれた部屋の中に、輝きを放っていて十分な見応えがあります!
その他の国宝作品は、ぜひ自分の目で確かめてください!
MOA美術館の見どころ④:庭園「茶の庭」
一通り見学を終えたら庭園を散策してみましょう。
MOA美術館の庭園は、光琳屋敷を中心に、黄金の茶室や唐門、片桐門など、江戸時代の建造物や庭園が点在する、広大な敷地を有しています。
岡田茂吉が愛した日本文化のひとつである茶道をテーマにしています。春には桜や新緑、夏には青葉、秋には紅葉、冬には雪景色など、四季折々の風情を楽しめるようになっています。
庭園は「瑞雲郷」と名付けられており、つつじ山、梅園、光琳屋敷など、さまざまな見どころがあります。
庭園には蕎麦屋さんがあるので、ランチにも最適!
信州・戸隠・黒姫・八ヶ岳で栽培された香りと味が豊かでこしのある食感が自慢の霧下蕎麦を楽しむことができます。
MOA美術館の見どころ④:庭園「光琳屋敷」
「光琳屋敷」は、江戸時代中期の画家・尾形光琳の晩年の居宅を復元した建物で、紅白梅図屏風や燕子花図屏風などの代表作で知られています。
光琳は1712年頃、京都の新町通り二条下ルに屋敷を建て最晩年の5年間過ごし、最高傑作の国宝と言われている紅白梅図屏風を描いたと伝えられています。
MOA美術館その他スポット:能楽堂
幽玄の世界を表徴する脳能。
MOA美術館の能楽堂は、501席を用意し、脳の国際化に一役を買うものとして注目を集めています。
同時通訳設備、脱着可能な目付柱、ワキ柱などの工夫で、講演会、映写会、貸会場、など多目的ホールとしても利用されています。
年 | テレビ局 | 番組 |
---|---|---|
2019年 | BS11 | フランス人がときめいた日本の美術館 |
2019年 | BSフジ | フランス人がときめいた日本の美術館 |
2020年 | BS日テレ | ぶらぶら美術博物館 |
2020年 | NHK Eテレ | 日曜美術館 |
MOA美術館のお得なチケット!料金とお得情報
MOA美術館の入場料金は、以下の通りです。
種別 | 料金 |
一般 | 1,600円(1,300円) ※()内は10名以上の団体割引 |
高大生 | 1,000円(700円) ※()内は10名以上の団体割引 |
中学生以下 | 無料 |
シニア割引 ※65歳以上の場合、身分証明書必須 | 1,400円 |
障害者割引 | 800円 |
コロナ以降、美術館の入場料金も値上がりしていて、私立美術館は比較的高めに設定されています。
JAFの会員であれば、一般と高大生は当日券より200円安く入館できるMOA美術館の入場チケットを販売しています。
MOA美術館周辺のホテル
MOA美術館は熱海駅より北の高台に位置しているため、ホテルは少ないです。
熱海のホテルはサンビーチ周辺に多いですが、やっぱりおすすめは近くでオーシャンビューを眺められるホテル。
せっかく熱海に来たのなら、錦ヶ浦の絶壁に佇む「ホテルニューアカオ」がおすすめです。
MOA美術館からは距離がありますが、熱海駅から無料送迎バスを運行しているため、車を持っていなくて、楽に移動することができます。
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