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- 市場価値って何?
- 自分の市場価値の確認の仕方
- 旅行が趣味のサラリーマン
- 3回の転職を経て、外資IT企業(4社目)で頑張り中
今回は「市場価値」について、話してみたいと思います。
「市場価値」を知ることの重要性について触れています。市場価値を高めるための話は別途書いていきたいと思います。
転職について悩まれている方は、下記の記事も参考にしてみてください!
転職の参考記事
この記事の目次
市場価値とは?
そもそも市場価値ってなんなのか?
仮に、自分が今の会社を辞め、転職するとしたときに、
- 面接先の企業からどう評価されるのか?(採用したい人材と思われる総合力)
- 年収はいくらを提示されるのか?(待遇)
- 役職は現職より上がるのか?(責任ある仕事)
- 今自分がしている仕事は他社でも通用するのか?(現在の仕事の価値)
思い浮かぶのは、こんなところでしょうか?いずれも間違っていないと私は思います。
一つ言えるのは、市場価値とは自分では何一つ決めることのできない他人・採用側が決める評価であるということです。
結局は給料と役職で表現される
もうちょっと市場価値をかみ砕いていくと、下記になってくると思います。
- 給料・待遇
- 役職・役割
ぶっちゃけ、この2つに集約されます。
これは言い換えると、あなたを評価した採用側が、目に見える形で評価を形に表したものとも言えます。
どんな会社であれ、定量的かつ客観的に役割と評価を表すのは「給料」「役職」しかありえません。
この2つが、会社から個人への評価の表れなのです。
ただ、会社により評価の指標はばらつきがあります。今の会社の基準が高めなのか低めなのか、中々知る由はありません。
【重要】自分の市場価値を理解する
「給料」「役職」この2つが会社から個人への客観的な評価であるとお伝えしました。会社の評価指標もばらつきがあるともお伝えしました。
つまり、会社の評価って本当に正しいのでしょうか?信じても良いのでしょうか?という疑問を持つべきと思います。
もっとお給料をもらえるはずの人材が低く抑えられているケースは沢山あると思います。
はたまた、マネージャーになれる仕事ぶりなのに、担当者のままであるケースも多く見受けられます。
自分の価値を正しく理解してもらい、正しい評価を得て、見合った待遇を受ける、これは転職が当たり前になった今の時代を生き抜くのに必要なの能力だと、私は考えています。
その為には、自分が多くの他社からはどう評価されるのか?を知る必要があるのです。
単刀直入に、質問があります。皆さんご自身の市場価値って理解されていますか?
仮に今いる会社を飛び出して転職するとなると、給料はどのぐらい上がると思いますか?
上がる自信のある方は沢山いることでしょう。今の職場ですごく頑張って昇進されていたり、ボーナスを沢山もらっていたり。
人事評価も高ければ、他の会社でも評価されると思ってしまいますよね。
もちろん、それは間違いではないかもしれません。
ですが先ほども申し上げたように、あくまで市場価値というのは、他人・採用側が決める評価です。
自分の市場価値を理解するためには客観性が必要です。
思い込みの市場価値は何の役にも立ちません。
市場価値なんてどう測ればいいの?
では客観性を持った自分の市場価値はどう測ればいいのか?
答えは一つしかないです。実際に動いてみて、どう評価されるか確かめてみることです。
つまり、実際に転職活動を行い、今より高い給料を提示されるのか?つきたいポジションでオファーされるのか?といった事実でしか確かめようがありません。
企業に応募しなくても市場価値は測れる
とはいえ、いきなり転職活動するのも多くの人にとってハードルが高いですよね?
そこでおすすめなのが、転職支援サービスを有効活用する手段です。
転職が当たり前になった世の中ですので、転職者を支援するサービスは沢山あります。
これらをうまく活用することで、ある程度自分の市場価値を推し量ることができるのです。
もちろんサービスへの初期登録や、自分の経歴や希望を伝える等のある程度の手間はかかります。ですが、実際に転職活動する労力に比べれば、屁でもないです。
これらのサービスを用いて、自分と近い年齢・職種の人が、他社だとどのぐらいの待遇なのか確認してみるとものすごく参考になります。
あとは実際にオファーなどが来た際に、その求人の待遇面を確認して、自分にチャンスがある範囲を確認できたりします。
沢山のサービスが世の中にはありますが、ここでは3つのサービスを紹介しようと思います。
いずれも初心者でも使いやすく、転職になれた人も活用する定番サービスでもあります。
おすすめの転職支援サービス
ビズリーチ
ビズリーチの特徴は、「スカウト」機能にあります。
これは、企業や転職を支援してくれるエージェントから、指名を受けることができるサービスです。
あなたが事前に登録した経歴や希望の転職条件を確認して、ぜひうちの会社を受けて欲しいと思った企業がいればスカウト機能で連絡がきます。
同様に企業だけでなく、転職エージェントからも、あなたの経歴であればこの会社にもチャレンジできると思う、といった形で連絡が来ます。
また「ハイクラス転職サイト」と謳っていることもあり、年収がある程度高い(明確な基準は不明)求人も多くあります。
使いこなすための注意点としては、経歴や希望条件などの内容をしっかり入力する必要があるということです。入力しないと登録審査で落ちることもあります。
企業や転職エージェントの立場で考えればよく分かります。経歴の内容が企業名だけで、中身が書かれていないレジュメを見て、この人と話してみたいと思う人はいないですよね?
ビズリーチの運営にとってみても、転職意欲の高い転職希望者を集めることが、採用企業を呼び込むことにもつながるので、そこはフィルターをかけてきます。
なので最初は手間かもしれませんが、しっかりと自分の経歴や希望条件を記載しましょう。
年収が500万円が登録の基準という情報がありますが、登録やレジュメをしっかりと記載すれば、年収に関係なく登録は認可されるようです。
なので経歴が浅いまだ若手の方であっても、自分が行っている仕事内容や工夫してこなした経験をなるべく書くようにしましょう。
一度記載できてしまえば、その後微修正するだけで更新できますし、スカウトも来るようになるので自分の市場価値を推し量りやすくなります。
基本無料で使えます。
OpenWork(旧Vorkers)
実際にその企業で働いている社員の口コミを集めた転職者向けの総合情報サイトです。
現役の社員から、過去に在籍していた社員まで多くのコメントが集まっており、それらの評価点で企業の評価ランキングなども見ることができます。
私も転職の際にはかなり使い倒しました(笑)
評価や記事の信憑性ですが、私個人の意見ではありますが、かなり信頼できる内容だと思います。
3度の転職を経て現在4社目に勤めていますが、過去の会社の評価を見ると、どれもその通りだと思う内容や評価点が多かった為です。
私の経歴はざっくりというと下記の通りです。
- 1社目:某大手の通信キャリア(数千人規模)
- 2社目:日系の大手SIer(数千人規模)
- 3社目:国内ベンチャー(数十人規模)
- 4社目:外資IT企業(数百人規模)
3社目のベンチャーの情報は一切Openworkには出てきませんでした。やはり口コミなので、従業員数がある程度いる会社のほうがコメントも多いです。
私の場合、2社目と4社目への転職活動時で、事前に情報を入手して(特に4社目)かなりお世話になりました。
ただしマイナスな理由で転職をされる方も多くいらっしゃるので、多少なりとも自分の在籍した会社を過剰に悪く書かれる方もいらっしゃると思います。
なのですべてを鵜呑みにするのはおすすめしません。しかしそれを加味しても、かなり参考になる内容が多いと思います。
登録は無料でできます。上記リンクがホーム画面で、ページ上部に「ユーザ登録(無料)」があります。案内に従い、基本的な情報を入力していけば1分でできます。
社員口コミを見るには以下の方法があります。
- 会社評価レポートを提出する(社会人向け)
- 転職サービス登録プログラムに登録する(社会人向け)
- 就職サービス登録プログラムに登録する(学生向け)
- 月1,000円の有料プログラムを購入する
転職検討者であれば、1もしくは2の方法がおすすめです。
1の在籍した会社の評価を書くのは多少文字数が必要なので大変ですが、そこまで難しくはありません。
2の転職サービスの登録も同様です。しかも転職サービスがそのまま使えるようになり、オファーが来ることもあるので登録しておいて損はありません。
転職会議
こちらも企業に勤めている人の口コミを集めているという点で、OpenWorkと似たサービスになっています。
あくまで私見ですが、Openworkとの違いは下記かなと思います。
- 日系大手の口コミ数は転職会議のが多く、網羅性がある(気がする)
- 外資の口コミ数は、Openworkのが多い(気がする)
- 求人機能も含めると、Openworkのが網羅性がある(気がする)
- 会社の基本情報は、売上なども掲載しており、転職会議のが優れていそう
外資を中心に見たい方は、Openworkを推奨します。
日系か外資かは決め手なく、大手~中小を中心に見たいかたは転職会議を推奨します。
結論、転職会議もOpenworkもどちらも登録しておくべきです(笑)
そこまで手間ではないので。
どちらの口コミも見ながら、求人への応募は求人が出ている方で実施するなど、簡単に使いこなせると思います。
まとめ
今回は、転職を検討する方にも、今の会社で頑張り続けようとしている方にも、どちらにとっても重要である自分の市場価値について書かせていただきました。
市場価値についてなんとなくイメージがついたでしょうか?大切なのは自分の市場価値をある程度認識しておくことだと思います。
先の読めない時代ですので、どのような事態にもフットワーク軽く対処できるよう、常に意識しておきましょう!
ご質問などあれば、お気軽にTriphapiのお問い合わせ窓口より、ご連絡ください。